丸の内で革新的な音のアート体験!視覚障がい者も楽しめる新しい鑑賞方法とは
- タグ
- 報道発表


東京・丸の内エリアで、アートの楽しみ方が大きく変わろうとしている。株式会社GATARIが開発したMixed Reality(MR)プラットフォーム「Auris(オーリス)」を活用し、視覚障がい者を含む誰もがアートを体験できる革新的な取り組みが始まった。
このプロジェクトは、丸の内ストリートギャラリーで展開される。スマートフォンとイヤホンを使用し、屋外彫刻作品の周囲にセンチメートル単位で配置された音声を通じて、作品を"感じる"没入体験が可能となる。視覚に頼らずにアートを楽しめるこの新しい鑑賞方法は、アートの世界をより多くの人々に開く可能性を秘めている。
体験者は、専用アプリ「Auris」をダウンロードし、各作品のそばに設置されたマーカーを読み込むことで、アート鑑賞をスタートできる。ナビゲーターには、『風の谷のナウシカ』のナウシカ役で知られる声優・島本須美さんを起用。その温かみのある声が、特別なアートの世界へと誘ってくれる。
このプロジェクトは、東京都が推進する「スマートサービス実装促進プロジェクト(Be Smart Tokyo)」の支援を受けており、テクノロジーを活用して都市と人の関係性を豊かにすることを目指している。7月8日から丸の内仲通りで開始されるこの体験は、無料で誰でも参加可能だ。
GATARIの代表取締役CEO竹下俊一氏は、「テクノロジーによって、都市と人の関係性を豊かにする」ことを目指すと語る。この取り組みは、アートや文化へのアクセシビリティを高め、より多様でインクルーシブな社会の実現に一歩近づく可能性を秘めている。
丸の内の街を歩きながら、耳と身体で彫刻を感じる新しいアート体験。それは、私たちのアートとの関わり方を根本から変える可能性を秘めている。この取り組みが、アートの世界にどのような変革をもたらすのか、今後の展開が楽しみだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000034007.html