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【短歌のお悩み回答】「何首応募していいもの?」|選者が語る、短歌の「出し方」と「選ばれ方」のリアル

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最後に、投稿者の皆さまから寄せられた質問を見ていきましょう。


同じ公募に何十首も出す人もいるようですが、それってどうなんでしょう。厳選した一首を出すのとどちらが好ましいでしょうか。

応募上の規定がなければ自由なので、たくさん送るスタイルでも、厳選したスタイルでも問題はないかと思います。ただし、思いついてすぐ送るよりも、日を跨いで何度が見直したり、ある程度は自分で自分の「選」をする作業をしたりするほうが上達するとは思います。
また、かなり前にも連載で書いたのですが「一部を変えただけの短歌を複数パターン応募する」のは、どの公募でもやめた方がいいです。
たとえば、俵万智さんの代表歌「「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」で説明するなら、結句を「サラダ記念日」「サラダパーティー」「サラダ大会」「サラダ祭りだ」などと変えたパターンを連投するようなイメージです。どれがいいのか迷っても、これは自分自身でぜひ決めましょう。選者に決めてもらおうとしないことです。似たパターンの作品が並ぶと、せっかく光るところがある作品でもインパクトが弱まります。また、選は無記名で行うことがほとんどなので、類想歌がたくさんあるのかと勘違いされるリスクもあります。


短歌を作るとき、手書きで作られますか、パソコンですか? 私はノートにボールペンで手書きです。

私自身は、短歌の原稿を作成するときはパソコンを使って縦書きで書いています。アイデアはスマホにメモすることもありますし、出先でふと短歌になったら一旦スマホに横書きで記しますが、推敲して完成形にするときにはパソコンで縦書きします。語句を入れ替えたり、入れ替えたものを並べて比べたりする際に、やはりパソコンは作業がしやすいのです。
また、私は短歌を詠むとき(仕上げ)だけは、どうしても縦書きでないとしっくりこないのですが、こういう感覚は本当に人によるようです。質問者さんはノートにボールペン、手書きとのことですが、縦書きでしょうか? 公募に出したらそのときにはメモなど残されていますか? 私も他の人の取り組み方に興味があります。

作品や質問のご投稿ありがとうございました。
今月は、テーマ詠「新しさ」を募集しています。
テーマ詠は、お題の単語を短歌のなかに入れても入れなくてもOKです。そのテーマにあった短歌をお待ちしています。
どこかに応募した作品も、未発表も作品もぜひご投稿ください。(著作権がご自身にある作品に限ります)
分かち書き、句ごとの改行はしなくてOKです。採用されている短歌の書式をご参考に!

 
応募要項
応募規定 短歌(57577)を募集します。
テーマは「新しさ」
応募点数制限なし。
応募フォームに柴田葵さんへの質問欄を設けています。短歌のことや、作品づくりについて選者:柴田葵さんに質問があればご自由にお書きください。匿名で質問内容とその回答を記事に掲載させていただく場合があります。必ずしも回答があるわけではございませんので、ご了承ください。
応募方法 応募フォームからご応募ください。
※X(旧Twitter)での応募はなくなりました。
※応募者には、弊社から公募やイベントに関する情報をお知らせする場合があります。
最優秀賞1点=Amazonギフト券3000円分
優秀賞2点=Amazonギフト券1000円分
佳作、入選数点=ウェブ掲載

※該当作品なしの場合があります。
※作品を記事内で推敲する場合があります。
※発送は発表月末~翌月頭を予定しております。
締切 2025年11月30日
発表 2026年1月1日