公募Q&A「応募」 応募したあとに修正したくなったら?
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応募したあとに修正したくなったら、どうすればいいですか。
修正はできません。応募点数に制限がないなら、修正して改めて応募し直しましょう。
すでに応募した作品はあきらめ、修正版で再応募する
応募したあとで、「しまった」と思うことがあります。
パターンは以下の三つがあります。
いずれもすでに応募した作品を修正することはできません。
・書き間違いがあった
漢数字の「二」がカタカナの「ニ」になっていたり、大谷翔平の二刀流をもじった作品を書いて「正平」と書いてしまったり。
作品の出来がいいほど残念な気持ちになります。
「二」が「ニ」でも「二」の間違いだと判断してくれると思いますが、「翔平」が「正平」ではどうでしょうか。「正平って誰だよ」と思われるかもしれません。
そう思うなら応募し直しましょう。
・あとでもっといい案を思いついた
ネーミングや標語、川柳などでは、一字変えただけで印象ががらりと変わります。
「夕暮れに」より「夕暮れの」のほうがよかったと思ったりします。
こういうのは誰にでもあります。仕方ありません。再応募しましょう。
・体裁上の不備に気づく
作品は問題ないですが、字詰めが違った、用紙サイズが違った、ページ番号を忘れた、タイトルと名前を書き忘れたなど、なんらかの不備に気づくことがあります。
不備の程度にもよりますが、重大なミスなら再度応募しましょう。
いずれの場合にも共通しますが、何度も練り直し、ある程度絞って応募するほうがいいことは言うまでもありません。むやみに同案同想の作品を送るのはやめましょう。
修正版を送ったときは、どっちが審査されるか
ところで、ほぼ同じ作品を複数応募したとき、審査はどうなるのでしょうか。
この場合、主催者が「同じ作品」と判断すれば、どちらか一方を審査し、もう一方は審査されません。「同じ作品」なのですから、どちらか一方でいいわけです。
デザインで言えば線の角度が微妙に違うとか、写真で言えばわずかにトリミングが違うとか、パッと見ではわからないような違いなら「同じ作品」と判断されるでしょう。
似た作品ではあるが、「全く同じ作品ではない」という場合はどうでしょうか。
デザインなら形が違う、あしらいが違う、写真なら撮影した角度が違う、文章であれば書き直してあるなどですね。
この場合、「別の作品にしようとした意図が感じられる」と判断されれば、両方審査されることになるでしょう。
そうなっても応募者にはなんら問題ありません。
審査する側としても、標語、川柳などの短いもの、デザイン、絵画、写真などのビジュアル作品は比較的審査が楽です。
極端に言うと、「これはいい」「これはだめ」が一瞬で判断できます。
両方審査することになっても、大きな負担にはならないでしょう。
修正版を送るような事態にならないことが理想ですが、そうなっても上記のようなジャンルであれば、まあ仕方ないと言ってもらえそうです。
文章系の場合は、応募を取り下げると連絡しても
問題があるとすると、文章系で、かつ原稿用紙で何十枚以上というような作品の場合です。
文章の場合、一目で可否を判断することができません。最後まで読んで初めて全体を把握することができます。
特に冒頭ががらっと変わっていると、全く違う作品に見えます。
ところが、読んでみると、ところどころ加筆修正はしてあるものの、テーマも同じ、展開も似たようなもの、構成も大きく変わるところはなさそうと思えたら?
それでもまだ「同じ作品」とは判断できません。その先がどうなっているかはわからないからです。
しかし、結局、「ほぼほぼ同じ作品じゃないか」という結果だったら? 審査員としては同じものを二度読まされた徒労感を覚えそうですね。
どこかのCMではないですが、「早く言ってよ~」という気分です。
こんなとき、このことを主催者に連絡すべきかどうかは迷いどころです。しれっと修正版を送ってもいいかと思ったりもします。
しかし、「看過できないミスがあり、修正版を送りました。先に応募した作品は無効にしていただいてかまいません」とメールしてもバチは当たりません。
結果、「それはできない」と判断されるかもしれませんし、無駄な審査をしないために主催者が手作業で当該作品を削除するかもしれませんが、それ以上は主催者が判断することです。一任しましょう。
なお、誤って二重投稿をしてしまったとか、手違いがあって盗作まがいのことをしてしまったという場合は速やかに主催者に連絡しましょう。選考されても、公表されなければ最悪の事態は防げます。
「二重投稿」については、「二重投稿とはなんですか。WEB応募で誤って二度送信した場合は二重投稿になりますか。」を参照ください。
「盗作」については、「インスパイアされて作った作品と、盗作、パロディー、オマージュの違いがわかりません。」を参照ください。