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HKT48の梁瀬鈴雅による新連載がスタート!彼女がこれまで出会ってきた印象的な「人物」について、彼女自身の言葉で綴るエッセイ『鈴の音』

株式会社ワニブックス
ワニブックスのWEBマガジン『Newsクランチ!』で10/30(木)18時より連載開始!


HKT48 梁瀬鈴雅(写真:谷川 嘉啓)

アイドルグループ・HKT48の梁瀬鈴雅さんが、ワニブックスのWEBマガジン『Newsクランチ!』で新連載をスタート!

タイトルは「HKT48 梁瀬鈴雅『鈴の音』」。中学時代に「起立性調節障害」を発症した彼女が、なぜアイドルの道を目指したのか。そして、病の影を感じながらアイドルとして活動する中、今後を思い悩んでいたときに出会ったある人物の存在。

この連載では、梁瀬鈴雅がこれまでの人生で出会ってきた「人物」について、彼女自身の言葉で綴ってもらいます。

HKT48 梁瀬鈴雅(写真:谷川 嘉啓)

HKT48 梁瀬鈴雅(写真:谷川 嘉啓)

HKT48 梁瀬鈴雅『鈴の音』 冒頭抜粋

スポットライトに照らされ、観客のペンライトに包まれ、私は今日もステージに立っている。光に満ちた明るい世界の中に立っているはずなのに、足元はどこかおぼつかず、心は闇の中を彷徨っているようだ。私は誰のために歌い、踊っているのだろう。自分自身のためなのか、それとも他の誰かのためなのか。あの日の自分のように立ち止まってしまう誰かに、ほんの少しでも歩き出す力を届けられる存在でありたいのか。

私はなぜアイドルになったのだろう。

今から5年前、私が中学生だった頃の話だ。

ある日の朝、目を覚ましたら体が動かなくなっていた。ベッドから起き上がろうとすると、瞬間的に気持ち悪さと倦怠感に襲われる。それが毎朝繰り返されるのだ。昼過ぎになればようやくベッドから起き上がれるようになるが、体のだるさは常に残り、数分立っているだけで頭の血の気が引くような感覚に襲われる。用事で家を出ても、すぐに体が言うことを聞かなくなり、道端に座り込んでしまうようになった。次第に食欲は薄れ、夜も眠れなくなり、陽の光を浴びぬ体は少しずつ弱っていった。

そんな日々を続けるうちに、私はほとんどの時間をベッドで寝たきりで過ごすようになった。当時通っていた中学校にも行けなくなった。お風呂に入ることも、歯を磨くことさえ力が出ない。ヘアドライヤーの重さにも耐えきれず、1分も持たず腕が落ちてしまうから、髪はいつも湿ったままだ。食事をするために体を動かすのが億劫で、ベッドに横になりながらラムネを1袋だけ食べてやり過ごす日も多かった。

自分の身に何が起きているのか、私にも分からなかった。

家族や周囲からは怠けと決めつける視線を向けられ、やがて自分自身までもがそうではないかと思い込むようになった。自分を鞭打つように奮い立たせ、何とか立ち上がろうと足掻いたが、それでも体は思うように動かず、心には自責と恐れが押し寄せる。自分の周りだけ酸素が薄いような感覚で、常に息苦しさを抱えていた。

長く変わらない私の姿を見た母の勧めで病院へ行くと「起立性調節障害」と診断された。

「HKT48 梁瀬鈴雅『鈴の音』」は月1回更新予定。
HKT48 梁瀬鈴雅『鈴の音』
https://wanibooks-newscrunch.com/articles/-/5885




【プロフィール】
梁瀬 鈴雅 (やなせ・れいあ)
加入期:6期生 2022年5月
ニックネーム:れいあ
生年月日:2006年6月29日
血液型:B
出身地:神奈川県
身長:170cm

趣味・特技:
音楽鑑賞・楽器演奏・楽譜、楽器集め・ゲーム・フィールドホッケー/約30種類の楽器を演奏できること・努力・常磐津

梁瀬 鈴雅 HKT48 公式プロフィール




【媒体情報】
『Newsクランチ!』
https://wanibooks-newscrunch.com/
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