【長崎歴史文化博物館】特集展示「れきぶんコレクション20年」開催(2025年10月22日~12月14日)

長崎歴史文化博物館は、今年、令和7年(2025)11月3日に開館20周年を迎えます。
開館当初の資料の点数は、長崎市立博物館、長崎県立美術博物館、長崎県立長崎図書館郷土課資料から移管された約4万8000点でしたが、令和6年度(2024)の段階では8万4950点に増えています。これら「れきぶんコレクション」には、新しく収蔵された資料や、修復や他館で展示された資料が含まれています。なかには、長崎奉行所関係資料や青方文書のように、重要文化財に指定されたものもあります。
本展示では、このコレクションのなかから、開館以来20年間、様々な歴史を積み重ねてきた資料を厳選してご紹介します。(展示資料数/特集展示室:15件37点、オランダとの交流コーナー:2件8点)
特集展示「れきぶんコレクション20年」
会期 2025年10月22日(水)~12月14日(日)
※11月4日(火)、17日(月)、12月1日(月)休館
会場 特集展示室、オランダとの交流コーナー(いずれも2階常設展示室内)
時間 8:30~19:00 ※12月1日から8:30~18:00 (最終入館はいずれも30分前)
料金 常設展観覧料でご覧いただけます(大人630円、小中高生310円)
※県内小中学生、長崎れきぶん友の会、キャンパスメンバーズは無料
★開館記念 県民無料サービスデー★
2025年11月3日(月祝)の開館記念日は、長崎県民の方は本展示を含む常設展観覧料が無料
特集展示は、ヨーロッパや中国の影響を受けた絵画資料や貴重な歴史資料など、当館が収蔵する資料を中心に様々なテーマで紹介するミニ企画展です。
【展示資料】

泰西王侯図屏風
泰西王侯図屏風(たいせいおうこうずびょうぶ)《国指定重要文化財》1988年指定
《貸出》美術館・博物館 4館
《修復》2017年
長崎奉行所関係資料《国指定重要文化財》1988年指定
江戸時代の長崎奉行の行政、司法、貿易統制、外交、長崎警衛、キリシタン禁圧に関係する文書など1242点が指定されました。

長崎奉行所関係資料
アクアヴィーヴァ肖像画・ヴィテルスキー肖像画《新収蔵》2006年度
伊東マンショ・メスキータ神父の肖像とともに収蔵されました。

アクアヴィーヴァ肖像画・ヴィテルスキー肖像画

伊東マンショ・メスキータ神父肖像画
伊東マンショ肖像画・メスキータ神父肖像画《新収蔵》2006年度
当館の開館1周年記念特別展で借用。その後、長崎県の所有となりました。
《貸出》美術館・博物館 6館
中西文庫《修復》2005年より館内で継続
中西文庫は医師で長崎学の研究でも大きな功績を残した中西啓(1923-2003)が旧蔵していた資料。この中には、43年前の長崎大水害で被災した資料も含まれており、開館以来継続して、館内で修復を行っています。

1982年の長崎大水害で被災した資料

ドッガーバンク海戦図蒔絵プラーク
特別展示
「ドッガーバンク海戦図蒔絵プラーク」《新収蔵》2014年度(プラーク2枚・原画4枚)、2016年度(プラーク2枚)
プラークとは18世紀末から19世紀初頭にかけて輸出用に制作された、漆器でできた大型の壁掛けのことで、原画、プラークともに揃っている例はあまりなく、注目の資料です。
長崎歴史文化博物館長崎の海外交流史をテーマに貴重な歴史資料や美術作品を展示。江戸時代には長崎奉行所があり、敷地内にその一部も復元。歴史を楽しく学ぶゾーンや多彩な企画展・イベントも充実!
所在地:〒850-0007 長崎県長崎市立山1丁目1番1号
連絡先:TEL 095-818-8366
FAX 095-818-8407
E-mail info-his@nmhc.jp
URL:https://www.nmhc.jp/
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