オリジナル靴下がもらえる! 第5回靴下デザインコンテスト
ファッションのアクセントとして欠かせない靴下。生産量日本一は奈良県の広陵町だとご存知でしたか?
1910年から靴下産業が始まり、100年以上の歴史と技術を持つ靴下の町・広陵町靴下組合では、靴下のデザインを募集中。賞に選ばれた作品は実際に制作されます。自費で制作すると数百足の単位でないと作れないオリジナル靴下を作ってもらえるチャンスです! 靴下は10足もらえるので、家族や友人とおそろいではけますね。
さらに、9月22日の「広陵かぐや姫まつり」のファッションショーでお披露目! 自分がデザインした靴下に合わせて、畿央大学の学生が衣装の制作・コーディネートを行うので、靴下がより一層ステージで輝きます。素敵な靴下を作るにはどうしたらいいのでしょうか? 広陵町靴下組合の河合さんに応募のポイントを伺いました。
創作意欲がわくデザインを書こう!
デザインのポイントは「個性豊かなデザイン」と「製造事業所の創作意欲が湧き出るデザイン」。具体的には、流行を取り入れているもの、広陵町のキャラクターや広陵町にゆかりがあるもの、ストーリー性があるもの、「しゃちほこ」や「チンアナゴ」など面白いものなどが入選しやすいようです。特に賞のひとつである「かぐやちゃん賞」では、毎年かわいらしいデザインが選ばれています。
「ビール柄は毎年応募があるのですが、なかなか選ばれません。昨年は職人さんの創作意欲がかきたてられ、見事選ばれたんですよ」と河合さん。審査する職人さんや開催される年によっても入賞の傾向が異なるようですね。
デザインのコツは編み物!
靴下は縫製による製造となるため、多色のものや複雑なものは再現が困難です。そのため、はじめに縫製が可能か・不可能かという観点から選考が行われます。素敵なデザインでも縫製が不可能だと落選になってしまうので注意が必要ですね。
では、どのようにしたら、縫製可能なデザインを描けるのでしょうか? 「はじめに『編み物』と『ドット絵』をイメージしてみてください」と河合さん。自分のデザインが、毛糸で編みあげることが出来るのか考えながら描いてみると縫製可能なデザインに仕上がるそうです。
もうひとつが「ドット」をイメージするという方法。数字をヒントにしてドット絵を完成させる「ピクロス」というゲームのようにデザインしてみましょう。
みなさんも足元を彩る自分だけの靴下をデザインしてみてくださいね。
(著者:香山衣美)
公募情報の詳細はこちら:https://www.koubo.co.jp/contest/art/competition/042620.html
(2018年06月30日)