公募Q&A「作品制作」 AIが作った作品で応募してもいい?
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ChatGPTが話題となっていますが、AIが作った作品で応募してもいいのでしょうか。
規定違反で無効になる可能性大です。
AIが作った作品は、オリジナルの規定に反する
ChatGPTは、アメリカのOpen AIという会社が開発したサービスですね。質問すると、人工知能(AI)が人間のように自然な回答をしてくれます。
たとえば、「面白いエッセイを考えて」と言えば、ものの数秒でエッセイが表示されるでしょう。
となると、それをそのまま応募作にできるのでは? と思いますよね。そう、応募作にできてしまいます。割とちゃんとした文章を書くそうなので、入選してしまう可能性もあります。
実際、人工知能の応募も可としている星新一賞では、AIが書いた作品が何度も入選しています(人間がかなり補作してはいますが)。
しかし、星新一賞以外の多くの公募では規定違反でしょう。
応募要項には、「未発表オリジナル作品に限る」とありますよね。
オリジナルとは、応募者が自分で制作したという意味です。AIが書いた作品は自作ではありませんから、そうとわかれば無効ですし、受賞後に発覚すれば賞の取り消し、賞品の返還といった事態になる可能性大です。
たとえば、「面白いエッセイを考えて」と言えば、ものの数秒でエッセイが表示されるでしょう。
となると、それをそのまま応募作にできるのでは? と思いますよね。そう、応募作にできてしまいます。割とちゃんとした文章を書くそうなので、入選してしまう可能性もあります。
実際、人工知能の応募も可としている星新一賞では、AIが書いた作品が何度も入選しています(人間がかなり補作してはいますが)。
しかし、星新一賞以外の多くの公募では規定違反でしょう。
応募要項には、「未発表オリジナル作品に限る」とありますよね。
オリジナルとは、応募者が自分で制作したという意味です。AIが書いた作品は自作ではありませんから、そうとわかれば無効ですし、受賞後に発覚すれば賞の取り消し、賞品の返還といった事態になる可能性大です。
AIを使うなら、粗いプロットぐらいにとどめたい
AIとの共作の場合はどうでしょうか。
文章やコピーで、9割方はAIが作り、部分的に手を入れたという程度ではオリジナル作品とは言えません。
では、どこまでがセーフで、どこからはアウトか。
その線引きは困難です。
AIが作った文章やコピーの形跡がはっきり残っていて、わずか数行でも一字一句同じものが複数存在したらアウトかもしれませんが、世の中に二つとないか、同じものが存在しても、偶然の一致がしばしば起きるようなありふれた表現なら問題にはなりません。
ですが、あとで問題になったら困りますので、使うとしても資料としての使用にとどめ、実作品を作る段階では手を出さないようにしましょう。
許されるとしたら、AIにプロットを作らせ、それをもとに小説やシナリオを書く場合でしょう。プロットは著作物ではありませんし、プロットから作品にするところに創作性があります。だから、これは問題ありません。
ただ、プロットといっても、地の文もあればセリフもあるような極めて詳細なプロットも存在します。この場合、プロットのまま応募すれば問題となり得ます。
文章やコピーで、9割方はAIが作り、部分的に手を入れたという程度ではオリジナル作品とは言えません。
では、どこまでがセーフで、どこからはアウトか。
その線引きは困難です。
AIが作った文章やコピーの形跡がはっきり残っていて、わずか数行でも一字一句同じものが複数存在したらアウトかもしれませんが、世の中に二つとないか、同じものが存在しても、偶然の一致がしばしば起きるようなありふれた表現なら問題にはなりません。
ですが、あとで問題になったら困りますので、使うとしても資料としての使用にとどめ、実作品を作る段階では手を出さないようにしましょう。
許されるとしたら、AIにプロットを作らせ、それをもとに小説やシナリオを書く場合でしょう。プロットは著作物ではありませんし、プロットから作品にするところに創作性があります。だから、これは問題ありません。
ただ、プロットといっても、地の文もあればセリフもあるような極めて詳細なプロットも存在します。この場合、プロットのまま応募すれば問題となり得ます。
AI原稿への対処は実にアナログ!
ところで、AIが書いたかどうかを見破ることはできるのでしょうか。
ChatGPTを開発したOpen AI社自身が、AIが作った文章かどうかを見破るツールをリリースしています。
ただ、現段階では精度は不十分のようです。
このツールでは、「(AIが書いた)可能性が高い」「可能性がある」「不明」「可能性は低い」「可能性は極めて低い」の5段階があるそうですが、正しく認識できたのは25%で、10%は人間が書いたのに「AIが書いた」とジャッジしてしまったそうです(どんな原稿だったんですかね)。
ということで、現段階では、入選が内定したあと、「未発表オリジナル作品ですか」と入選者に直接聞いて、虚偽の申告をした場合は受賞を取り消すといった誓約書に署名してもらうことになりそうです。
というか、他人が書いた作品で応募されたら困りますので、この確認はすでに多くの公募でやっていることですね。
人工知能への対処がアナログ的って、なんだか面白いですね。
ChatGPTを開発したOpen AI社自身が、AIが作った文章かどうかを見破るツールをリリースしています。
ただ、現段階では精度は不十分のようです。
このツールでは、「(AIが書いた)可能性が高い」「可能性がある」「不明」「可能性は低い」「可能性は極めて低い」の5段階があるそうですが、正しく認識できたのは25%で、10%は人間が書いたのに「AIが書いた」とジャッジしてしまったそうです(どんな原稿だったんですかね)。
ということで、現段階では、入選が内定したあと、「未発表オリジナル作品ですか」と入選者に直接聞いて、虚偽の申告をした場合は受賞を取り消すといった誓約書に署名してもらうことになりそうです。
というか、他人が書いた作品で応募されたら困りますので、この確認はすでに多くの公募でやっていることですね。
人工知能への対処がアナログ的って、なんだか面白いですね。