【文例あり】就活生必見!「ガクチカ」に公募を活用する方法 (2/2)
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公募がガクチカになる6つの理由
公募への挑戦は、なぜガクチカに生かせるのでしょうか? 理由は主に6つあります。まずは「企業に対して何をアピールできるか?」という観点から4つの理由を見てみましょう。
① 自分でコンテスト情報収集をして応募する=積極性と行動力が示せる。
② 締切を守って応募する=スケジュール管理能力が示せる。
③ 募集要項を守って応募する=ルールを把握して守る実直さが示せる。
④ そう簡単に入選できない=それでOK。諦めないハートを示せる。
いずれも社会人として求められる素質。公募ではこれらすべてを語ることが可能です。
また「取り組みやすさ」という側面から2点理由を挙げます。
⑤ お金がかからず、むしろお金を得ることが可能=資金がない人でもすぐに挑戦可能。学生らしい。
⑥ 一人でできる=今すぐ挑戦可能。できれば友達や先輩などに作品を批評してもらったり、落選した後の作品を発表したり、作品を文学フリマや学祭イベントで頒布したり、公募を通じて他者と関わる機会を得られるとコミュニケーション能力についても語れる。
学生らしさ、というのも大切なポイントです。背伸びをせず、自分らしいアピールを心がけたいものですね。
公募をガクチカにしたときの自己PR文例
それでは実際に「学生時代に力を入れてきたことは?」に公募を挙げる場合の文例を見てみましょう。
【文例1】文章・短詩系の場合
私が力を入れてきたことは、地方文学賞への応募です。東京都千代田区の「ちよだ文学賞」、千葉県市原市の「更級日記千年紀文学賞」、石川県小松市の「小松ビジュアル俳句コンテスト」などに小説や俳句を応募してきました。
専攻である考古学の知識を生かしつつ、人の心を掴む文章を書く能力を身につけたいと考え、学業やアルバイトと並行して挑戦をつづけました。自らコンテスト情報を収集し、スケジュール管理をし、友人や先輩、時には教授にもアドバイスをもらいながら取り組んでいます。
文学賞への応募を通じて、日本の各地方への関心も深まり、伝統文化である俳句にも挑戦するようになりました。自己管理能力、広い興味、諦めない心を身につけられたと感じます。入社後も自己研鑽を怠らず、周りの意見や評価を真摯にうけとめ、めげない心で仕事に励む人間になりたいと思います。
【文例2】写真・動画系の場合
私が力を入れてきたことは、写真コンテストへの応募です。「朝日写真展」、「港区観光フォトコンテスト」など年間を通じて10以上のコンテストに応募してきました。
写真を通じて、物事を観察する力を磨き、他者の視点の重要性に気づくことができました。また、自分のできること・未熟なことの両方に向かいあい、根気よく努力することを学びました。コンテストのスケジュール管理をしつつ、アルバイトで資金をため、撮影旅行を計画するなど行動力も身についたと自負しています。自分の作品が展示された際の達成感や、世代を越えた出会いは宝物です。
自分の作品をポストカードにしてフリーマーケットで頒布した際にも、多くの人に手に取ってもらえました。発注から宣伝、売上金の管理まですべてが学びです。こうした経験から得たフットワークの軽さや諦めない気持ちを、入社後の業務でも生かしたいと思います。
いかがでしょうか? 入選する・しないにかかわらず、そのための過程や努力、成長ポイントを語れるのが公募です。文章系公募に挑戦すれば、視線と文章力もUPするかも?
ガクチカに悩む就職活動中の人、転職活動中の人は、ぜひ公募を活用してみてくださいね!