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高校生と大学生が特許権と意匠権を取得!身近なアイデアが知的財産に

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報道発表
▲苔玉スタンドと特許取得者3人(プレスリリースより)

高校生や大学生が自らのアイデアで特許権や意匠権を取得する - そんな驚きの出来事が「パテントコンテスト」と「デザインパテントコンテスト」で実現しています。この記事では、実際に権利を取得した若者たちの体験談を紹介します。

大阪の工業高校に通う3人の高校生が開発した「苔玉スタンド」は、水やりのタイミングがわかる画期的な構造で特許を取得しました。開発者の一人、大西海里さんは「特許は自分の人生で一番遠いものだった」と振り返ります。しかし、販売実習のためのグッズ作りがきっかけとなり、アイデアが生まれました。

3人は放課後や夏休みを利用して試行錯誤を重ね、約1ヶ月で「苔玉スタンド」を完成させました。その後、パテントコンテストへの応募を勧められ、見事優秀賞を受賞。弁理士のサポートを受けながら特許出願の手続きを進め、約半年後に特許取得の通知を受け取りました。

一方、千葉工業大学の矢田美涼さんは、ノートPCに取り付けるSSDホルダー「ClipDock SSD」で意匠権を取得しました。幼い頃から文房具の分解が好きだったという矢田さんは、日常的な不便を解決するアイデアを形にしました。

意匠権取得の過程で、矢田さんは客観的な説明の重要性を学びました。「ふだんのコミュニケーションでは主観が入るが、出願の場合は細かなニュアンスを図面や文章で正確に表現する必要がある」と語ります。

これらの経験は、参加者たちに大きな自信と学びをもたらしました。大西さんは「自分の言葉で話す表現力がついた」と語り、矢田さんは就職活動でもアピールポイントになったと言います。

パテントコンテストとデザインパテントコンテストは、若者たちに知的財産の重要性を体験させる貴重な機会を提供しています。身近なアイデアが社会に貢献する可能性を秘めていることを、これらの若者たちの体験は示しているのです。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000161803.html