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夢を諦めない大人の姿が子どもを変える!和歌山で県内最大規模の蝶の個展「むし展」開催

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報道発表
プレスリリースより

和歌山県紀美野町を拠点に活動する蝶の蒐集家、猪狩元気氏が主催する「むし展〜かわひらこ〜」が、7月26日・27日に紀美野町文化センターで開催される。この展示会は、単なる昆虫展示にとどまらず、子どもたちの自然への探究心を育む教育的意義を重視した新しい形の昆虫展だ。

会場では、猪狩氏が収集した約200種、500点以上の蝶の標本が展示される。和歌山県内で採集された希少種も含まれており、地域の自然の豊かさを実感できる。また、紀美野町で実施された蝶の調査データを活用した地域密着型の展示や、蝶をモチーフにした芸術作品の展示など、従来の昆虫展にはない多角的なアプローチが特徴だ。

このイベントの背景には、日本の子どもたちが直面している深刻な課題がある。経済産業省の調査によると、日本の18歳で「将来の夢を持っている」と答えた割合は46%で、他国の60-80%と比べて低い。また、「社会を変えられると思う」と答えた割合も18%と、米国・中国の66%に比べて著しく低い。

猪狩氏は、「たった一つの展示が、一人の子どもの人生を大きく変える可能性がある」と語る。実際に、過去の個展をきっかけに昆虫学の道を志すようになった中学生もいるという。今回の展示は、子どもたちに夢を持つことの大切さを伝えるとともに、大人自身も忘れていた探究心や好奇心を思い出すきっかけとなることを目指している。

入場は無料で、2日間でのべ1,000人の来場を見込んでいる。自然豊かな和歌山の魅力を再発見し、次世代に引き継ぐ大切さを考える機会として、多くの人々の関心を集めそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000145274.html