公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

医療現場に革命!9年間のアンガーマネジメント研修で「挨拶が劇的増加」諏訪赤十字病院の驚きの変化とは

タグ
報道発表
左から諏訪⾚⼗字病院の久島英雄病院⻑、原雅功事務副部⻑兼⼈事課⻑(プレスリリースより)

医療現場におけるハラスメント問題の解決に向けて、画期的な取り組みを行っている病院がある。長野県諏訪市にある諏訪赤十字病院だ。同院は、第3回「アンガーマネジメント経営賞」で見事大賞を受賞。9年間にわたるアンガーマネジメント研修の成果が、病院全体に大きな変化をもたらしている。

最も顕著な変化は、「挨拶が劇的に増えた」ことだという。久島英雄病院長は「一番の変化は、挨拶がすごく増えたこと」と語る。特筆すべきは、医師からの挨拶が飛躍的に増加したことだ。医療現場特有の階層社会において、この変化は画期的と言えるだろう。

諏訪赤十字病院では、ハラスメント対策委員会の設置や院長による「ハラスメントゼロ宣言」など、様々な取り組みを行ってきた。しかし、アンガーマネジメント研修の導入が、職場環境を大きく変える転機となったようだ。

アンガーマネジメントとは、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング。1970年代にアメリカで開発され、現在では教育機関や企業で広く活用されている。諏訪赤十字病院では、特に管理職層を中心に研修を継続してきた。

その結果、「人間関係の悩み」が少ない医療機関へと変貌を遂げたという。医療現場において、チームの円滑なコミュニケーションは医療ミス防止にも直結する重要な要素だ。アンガーマネジメント研修が、医療機関に必要不可欠な「心理的安全性」を育んでいるのである。

この成功例は、他の病院にも波及し始めている。医療現場特有のストレスや階層社会の中で、アンガーマネジメントが新たな風を吹き込んでいるのだ。

諏訪赤十字病院の取り組みは、医療機関だけでなく、あらゆる職場環境の改善に示唆を与えるものだろう。ハラスメントや人間関係の悩みに苦しむ組織にとって、アンガーマネジメントは有効な解決策となる可能性を秘めている。

今回の受賞を機に、さらに多くの企業や組織がアンガーマネジメントに注目することだろう。怒りの連鎖を断ち切り、互いの人権を尊重し合える職場づくりへ。諏訪赤十字病院の9年間の取り組みは、その道筋を示す貴重な事例となった。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000093972.html