京都の町家が科学とアートの融合拠点に!伏見港「珊瑚庵」で100年後の未来を紡ぐ展示会が開催
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京都市伏見区の町家に、科学とアートが融合する新たな交流拠点「珊瑚庵」がオープンした。この施設では、総合地球環境学研究所(地球研)SceNEプロジェクトとの共催による展示「時環の方舟 -百世のサンゴ礁と京都」が開催され、注目を集めている。
展示会では、サンゴ礁科学者と京都の工芸アーティスト、写真家、建築家が集結。「サンゴ」と「ヒト」の行為が重なる時空間をテーマに、喜界島の過去、現在、未来を表現する作品や、サンゴ礁研究に関するパネル、映像などが展示されている。来場者は、科学とアートの融合による新たな視点から、環境問題や地域文化について考察する機会を得られるだろう。
オープン記念のレセプションには、総合地球環境学研究所の山極壽一所長も来場。山極所長は「伏見港『珊瑚庵』があらゆる分野の人たちや、過去・現在・未来、そして地域と地域の"繋ぎ"の場になっていくことを期待したい」と、施設の可能性に期待を寄せた。
「珊瑚庵」は単なる展示スペースにとどまらず、奄美群島・喜界島と関西を結ぶ文化交流のハブとしての役割も担う。展示期間中は喜界町の観光情報や特産品の紹介も行われ、地域間の交流促進にも一役買っている。
さらに、「サンゴの方舟-海の未来を繋ぐ洋上大学-」というプロジェクトとも連携し、喜界島から大阪への帆船による研究航海の成果発表の場としても活用される予定だ。このように、「珊瑚庵」は科学、アート、地域文化を融合させ、環境問題への理解を深める新たな拠点として、今後の展開が期待される。
「時環の方舟 -百世のサンゴ礁と京都」展は2025年6月28日から7月6日まで開催。科学とアートの融合による斬新な展示を通じて、環境問題や地域文化への新たな視点を提供する貴重な機会となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000079514.html