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ライトノベルを出版するといくらもらえる? 印税以外の収入源は?

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メディアミックスしたらもらえるお金

メディアミックスとは、一つのコンテンツを複数のメディアで展開することを指します。ラノベの場合はコミカライズ(漫画化)・アニメ化・グッズ化が代表的でしょうか。あいにく、私はメディアミックスの経験がないので、ここからは一般論となることをご留意ください。

コミカライズ印税

コミカライズが行われた場合、原作者に支払われる印税は2~3%が目安。また、小説と同様、電子版の印税も入ります。小説よりも印税率は低いですが、漫画のほうが圧倒的に市場規模が大きいため、小説の印税額を上回るということもザラにあるそうです。

また、LINEマンガやピッコマといった漫画サイトでは、待つと無料で読めるほか、課金することでも作品を読めますが、その課金によるロイヤリティももらえるそう。

コミカライズ監修料

コミカライズすると、原作者は漫画家さんが描いてくれたネームやセリフのチェックを行います。この作業への対価として監修料を支払われることがありますが、ない場合も多いとのことでした。

映像化の際の原作使用料

アニメ化やドラマ化、映画化などがなされると、作家は原作使用料としてお金をもらえます。ただ、この金額はあまり多くはないそう。それよりも映像化に伴って行われる、小説や漫画の重版による収入のほうが大きいようです。

グッズのロイヤリティ

特にアニメ化した作品などは、フィギュアやタペストリーなどのグッズが販売されますよね。それらの売上もロイヤリティが発生し、大きな収入源となるそう。

その他収入

印税やメディアミックスのほかにも収入が発生することがあります。ここからはその名目についてご紹介しますね。

賞金

レーベルが開催する新人賞、または小説投稿サイト上で開かれるWEBコンテストではほとんどの場合、賞金が設定されています。基本的にこの賞金は印税とは別に支払ってもらえるので、見事受賞できた方は大きな収入に。中には大賞300万円と太っ腹なコンテストもありますので、自信がある方は狙ってみてもいいでしょう。

ライトノベル
第39回後期ファンタジア大賞
第39回ファンタジア大賞
2026年2月28日(土) 締切
300万円

書店特典用SS(ショートストーリー)の原稿料

特定の店舗でラノベを購入すると、おまけとして短編が書かれた紙がついてくることがありますよね。それが書店特典用SS(ショートストーリー)です。これは担当編集から依頼を受けて書く訳ですが、原稿料として報酬をもらえることがあれば、無償のこともあります。

実際、私も書店特典用SSを二作品で書いたことがありますが、片方は無償、もう片方は報酬ありで5,000円ほどいただけました。なお、報酬が出ない場合でもSSを書くことは販促に繋がり、結果として自分のためになります。なので、こちらはもらえたらラッキー程度の意識でいたほうがいいでしょう。

PVインセンティブ

カクヨムやアルファポリスなど、小説投稿サイトの中には閲覧数(PV)に応じて、広告収入の一部を作者に還元するという取り組みを実施しているところもあります。こちらは読まれれば読まれるほど額が増え、ランキング上位にもなると、ひと月で数万~二桁万円になることも。そういったサイトで掲載している方はこちらも大きな収入になるでしょう。

ファンからの投げ銭・課金

人によっては、カクヨムの『ギフト』だったり、NOTEやFANBOXの課金だったりと、ファンからの支援も収入源の一つになり得るでしょう。ただ、ラノベの場合、基本的に読者は作者ではなく作品につくものだからか、他の界隈に比べると、金銭的な支援をしてくれるファンは個人的には多くない印象です。そのため、たとえばYoutuberやストリーマーのようにファン向けコンテンツだけで食べていく、というのは現実的ではないかなと思います。