文芸公募ニュース 10.24更新 文学賞発表情報


毎月第2・第4金曜日更新の「文芸公募ニュース」最新版です。
文学賞は春に締め切りを迎えるものが多いですが、それらの結果は秋に出ます。ということで、今回はプロの登竜門と言われる文学賞のうち、7つの文学賞が発表になりました。また一人、有為な新人がデビューしました。なかには高校生もいます。大きく育つのが楽しみな収穫の秋となりました。
文芸公募情報、一覧にしています!
プロの登竜門文学賞 締切・発表スケジュール
エッセイ公募 締切・発表スケジュール
童話・児童文学公募 締切・発表スケジュール
地方文芸、自治体文学etc.締切・発表スケジュール
ライトノベル 締切・発表スケジュール
第57回新潮新人賞
第57回新潮新人賞は、応募総数2683編の中から、上田岳弘、大澤信亮、小山田浩子、金原ひとみ、又吉直樹の5氏の選考により、下記のように受賞者が決まった。
主催:新潮社
受賞作
「赤いベスト」内田ミチル
略歴 1987年4月、広島県生まれ。東京学芸大学卒業。相談援助職。
「あなたが走ったことないような坂道」有賀
略歴 2007年7月、東京都生まれ。高校3年生。
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第49回すばる文学賞
第49回すばる文学賞は、応募総数1152編の中から、奥泉光、金原ひとみ、川上未映子、岸本佐知子、田中慎弥の5氏の選考により、下記のように受賞者が決まった。
主催:集英社
受賞作
「粉瘤息子都落ち択」
(「粉瘤しぼり都落ち択」改題)
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第38回小説すばる新人賞
第38回小説すばる新人賞は、五木寛之、北方謙三、辻村深月、宮部みゆき、村山由佳の5氏の選考により、下記のように受賞者が決まった。
主催:集英社
受賞作
「ギアをあげた日」 平石さなぎ
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第24回『このミステリーがすごい!』大賞
第24回『このミステリーがすごい!』大賞は、大森望、香山二三郎、瀧井朝世の3氏の選考により、下記のように受賞者が決まった。
主催:宝島社
受賞作
「龍犬城の絶対者」犬丸幸平
文庫グランプリ
「アナヅラ様の穴場」四島祐之介
「馬と亀」宮島
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第12回新潮ミステリー大賞
第12回新潮ミステリー大賞は、応募総数168編の中から、道尾秀介、湊かなえの2氏(貴志祐介氏は欠席)の選考により、下記のように受賞者が決まった。
主催:新潮社
受賞
「彼女の終幕」九能式尚
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島田荘司選 第18回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞
島田荘司選 第18回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞は、応募数73編の中から、下記のように受賞者が決まった。受賞作は島田荘司の指導を経て、光文社より2026年3月に出版される予定。
主催:島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞実行委員会
受賞
「腐心 そうして人は腐っていく」(朝野にわ)
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第105回オール讀物新人賞
第105回オール讀物新人賞は、安部龍太郎、門井慶喜、畠中恵の3氏の選考により、下記のように受賞者が決まった。
主催:文藝春秋
受賞
「弁柄通りの影屋敷」宮籐千聖
「牢」春雨ハル子
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第25回海音寺潮五郎記念「銀杏文芸賞」
第25回海音寺潮五郎記念「銀杏文芸賞」は、短歌の部193編、エッセイの部172編の応募があり、大口玲子、岡田哲也、東直子、田ノ上淑子の4氏の選考により、下記のとおり受賞者が決定した。
主催:伊佐市教育委員会
短歌の部
最優秀賞
「風葬」くらたか湖春(滋賀県高島市)
優秀賞
「社報」吉野夏海(大阪府大阪市)
「廻る水」遠藤雄介(愛知県名古屋市)
佳作
「戦後八十年」森元輝彦(山口県周南市)
「まだ虹を見たことがない」久保信之(神奈川県横須賀市)
「刺青の少年」広田栄美(神奈川県横浜市)
「音叉」岩本遥(東京都文京区)
海音寺賞
「心ならず」鶴薗曽緑(鹿児島県伊佐市)
エッセイの部
最優秀賞
「夏の残像」安部知菜美(鹿児島県鹿児島市)
優秀賞
「約束の百」柴野裕治(新潟県柏崎市)
優秀賞
「父の背中と海へ行く」宮﨑純大(兵庫県加古川市)
「骨」後藤順(岐阜県岐阜市)
「カカシ先生」長谷川勝士(兵庫県姫路市)
「直視できない」西山純平(神奈川県川崎市)
「ひまわりのシミ」柴田愛子(鹿児島県出水市)
海音寺賞
「父の田圃」須川久代(鹿児島県伊佐市)
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第12回ふるさと秋田文学賞
第12回ふるさと秋田文学賞は、応募総数187編(小説の部100編、エッセイ・紀行文の部87編)の中から、内館牧子、塩野米松、橋本五郎の3氏の最終選考により、以下のように入賞者が決まった。
主催:秋田県
小説の部
ふるさと秋田文学賞
「へなが」髙山准(秋田県秋田市)
佳作
「流木と悪魔」位ノ花薫(栃木県宇都宮市)
「ピュア」雛(神奈川県藤沢市)
エッセイ・紀行文の部
ふるさと秋田文学賞
該当作なし
佳作
「フラッシュバック」畠山ルミ子(秋田県秋田市)
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第14回54字の文学賞
第14回54字の文学賞は、応募総数3503編の中から、氏田雄介氏とPHP研究 児童書出版部の選考により、下記のように入選者が決まった。
主催:PHP研究所
大賞
「気球大会の伝説」いまりあ
特別賞
「アンティークな店番」図書館のネズミ
「無題」はるくり
「目標は継続中」百四拾怪談:伽藍道
「写真」ぴぃ
「指輪」yuon
中学生大賞
「未来アルバム」まっちゃらて
小学生大賞
「歴史は繰り返す」抹茶
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第3回あたらよ文学賞
第3回あたらよ文学賞は、応募総数340編の中から、青木杏樹、古池ねじ、榮織タスク、虹乃ノラン、望月くらげ、百百百百の6氏の選考により、下記のように入選者が決まった。
主催:EYEDEAR
大賞
「犬は吠えているか」小山征二郎
準大賞
「秘密主義者たち」千羽稲穂
優秀賞
「ゾウは嘘つき」ちくわノート
「インディペンデンスデイ」三ツ星みーこ
佳作
「雷電爲右エ門vsフランケンシュタインの怪物」梧桐彰
「真菜ちゃんはかわいそうでかわいい」曾根崎十三
「夜を咲く花」橋爪志保
「白蛇」聖
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エコラボ創作戯曲募集2025
開催2年目となるエコラボ創作戯曲募集2025は、声劇・オーディオドラマ部門に14編、戯曲部門に36編、計50編の応募があり、劇団員による1次審査を経て、下記のように入選作が決まった。
主催:テアトル・エコー
声劇・オーディオドラマ部門
「とんだ救世主」(茉莉花)
「社会の窓辺」(石川千晶)
戯曲部門
「禁錮十年・テレアポの星」(中村りさこ)
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第3回西の風戯曲賞
第3回西の風戯曲賞は、全国から合わせて77編の応募があり、下記のように入選者が決まった。
主催:西日本劇作の会
大賞
「畦道」大原涉平
佳作
「おんど」植田崇幸
「盆にかえる」桒田和哉
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第22回「私の提言」
第22回「私の提言」は57編の応募があり、下記のように入選者が決まった。
主催:日本労働組合総連合会(連合)/教育文化協会
優秀賞
「不当な労働環境の下で働く人々が声をあげられる社会~SNSを活用した労働組合を知る機会の創出~」大山佳祐・吉村透真・大崎康平
佳作賞
「『人材の流動化』による労働市場や職場への影響~今後の企業・労働組合に求められるもの~」廣田一貴
「外国人特定技能者100万人の受入れが進む中、適正な受入れと人間尊重に基づく共生社会実現のため連合の果たすイニシアティブの重要性」前田充康
ILEC30周年記念・組合特別賞
「“まもる”から“そだてる”へ ―フォー・ユーキャリアが描くキャリア支援型ユニオンの未来」石原崇弘
「声を届けるだけでは、もう足りない──指定管理者制度と現場からの提言──」橋本英幸
「『食べ残しのない集会』への挑戦-しまね自治研におけるフードロス対策の実践と意義-」楳田博之・田原孝次・前田藍
奨励賞
「誰一人取り残さない安心社会のために-労働組合が「すべての働く人の応援団」であることを目指して-」長谷川麻紀
学生特別賞
「すべての若者に公平なスタートラインを」村松優氏
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