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10代のクリエーションの学び舎「GAKU」にて、「衣食住」のクリエーションを通じて未来社会のあるべき姿を探求するプロジェクト「YES」の第2期「intimacy lessons」がスタートします

ログズ株式会社
「ファッション」「食」「都市」3つのクラスの受講生を募集中




10 代のクリエーションの学び舎「GAKU」では、リジェネラティブな都市を目指す三菱地所株式会社の協賛のもと、様々な社会課題に直面する都市や社会のあるべき姿を10代とともに探求するプロジェクト「Yurakucho Earth Summit(YES)」を2024年度より実施しています。その第2期として今年度は、哲学者の鞍田崇が提唱する「いとおしさ/intimacy」をテーマに、「ファッション」「食」「都市」の3つのクラスを開講します。

講師として活動を並走するのは、ファッション分野では、「ITS」「LVMH PRIZE」等の世界的なファッション・コンペティションの受賞者を多く排出する「coconogacco」代表でデザイナーの山縣良和と編集者であり「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクターの向千鶴、coconogacco卒業生で欧州最大のファッションコンペ「International Talent Support」ファッション部門に最年少の19歳でノミネートされた実績を持つドレスデザイナーの八木華。食分野では、ミシュラングリーンスター・一つ星レストラン「nôl」シェフの丹野貴士と、ディレクターの野田達也。都市分野では、地球規模での環境・社会変化に対する人文的アプローチの検討を行う、「民藝のインティマシー:『いとをしさ』をデザインする」の著者で哲学者の鞍田崇らが担当。また、鞍田はプロジェクトのキックオフとして一般公開のトークイベント『「いとおしさ」から捉え直す衣食住』を開催予定。10代に限らず、本テーマを社会に広く訴求していきます。ぜひご関心をお寄せください。

「intimacy lessons」について                                 
肌に触れる装い、身体に取り込む食、身を置く都市。わたしたちは、それらへのいとおしさを感じることができているでしょうか?そこにいとおしさを感じたいという気持ち。それらを考えることは、一体何を見出すことになるのでしょうか?

「民藝のインティマシー:『いとをしさ』をデザインする」を著した哲学者の鞍田崇は、インティマシーを「いとおしさ」ととらえ、「古語において『いとほし』を漢字で表記をする際に、愛情の『愛』ではなく、労働の『労』の字をあてている事例がある」ということに着目していました。労(ねぎら)う。労(いたわ)る。鞍田は、生病老死をも肯定し「その生涯に寄せられる慈しみの情愛」こそを、いとおしさと言います。

社会に応答しながらも、折り合いをつけるというよりも、社会そのものを前進させる。地球環境の限界と言われるプラネタリー・バウンダリーの時代において、矛盾を常に孕むことになるクリエーションに向き合うことで、クリエーションや生を肯定し直す(「Yurakucho Earth Summit」の略字であるYESには、ジレンマの肯定という意味合いが掛けられていました)。雲を掴むような話ではありますが、向かうべき方向感覚はそのように掴んでいます。

YESの第2期となる「intimacy lessons」。「ナラティブとしてのファッション」「関係美食論」「いきつけ都市論」の3つのクラスにより構成され、それぞれの探求やクリエーションの成果は小冊子にまとめていく予定です。

3つのクラスについて                                     

【衣】ナラティブとしてのファッション
装いを、「物語を着ている」という視点により探求していきます。
講師:山縣良和(writtenafterwardsデザイナー/ coconogacco代表/GAKUディレクター)、向千鶴(編集者)、八木華(ドレスデザイナー)

【食】関係美食論
食を、「関係を食べている」という視点により探求していきます。
講師:丹野 貴士(nôlシェフ)、野田達也(シェフ・nôlディレクター)

【住】いきつけ都市論
都市を、「いきつけ」という視点により探求していきます。
講師:鞍田崇(哲学者/明治大学理工学部 准教授)、熊井晃史(GAKU事務局長)

期間:2025年9月~2026年1月/各クラス全8回程度
対象:10代(中学生以上) *20代前半まで相談可 
定員:各クラス10名程度
参加費:無料
クラス詳細・お申し込みページはこちら

[主催]GAKU [協賛]三菱地所株式会社
[メディアパートナー]RiCE

トークイベント『「いとおしさ」から捉え直す衣食住』                      
「intimacy lessons」の導入としてクラスの初回授業では、「民藝のインティマシー:『いとをしさ』をデザインする」の著書である哲学者・鞍田崇さんによるトークイベントを実施します。この活動をより広く知っていただく機会にするために、生徒の皆さんと共に、一般の方のご参加も受け付けたいと考えております。10代の方に限らず、どなたでもぜひご参加ください。

日時:2025年9月20日(土)15:00~17:30 
対象:どなたでも 定員(一般参加):15名程度/先着順
会場:SAAI Wonder Working Community(東京都千代田区丸の内3丁目3−1 新東京ビル
参加費:無料
登壇者:鞍田崇(哲学者/明治大学理工学部 准教授)、熊井晃史(GAKU事務局長)
詳細・お申し込みはこちら

メイン講師プロフィール                                   



山縣良和(writtenafterwardsデザイナー/ coconogacco代表/GAKUディレクター)
1980年鳥取生まれ。2005年セントラル・セント・マーチンズ美術大学ファッションデザイン学科ウィメンズウェアコースを卒業。2007年4月自身のブランド 「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」を設立。2015年日本人として初めて LVMH Prizeにノミネート。 デザイナーとしての活動のかたわら、ファッション表現の実験と学びの場として「coconogacco」を主宰。2019年にはThe Business of Fashion が主催するBOF 500に選出。2021年第39回毎日ファッション大賞 鯨岡阿美子賞を受賞。



                         


向千鶴(編集者)
編集者。横浜市出身。東京女子大学卒業。デニムアパレル会社エドウイン営業職、日本繊維新聞社記者を経て2000年にINFASパブリケーションズ入社。記者として主に国内外のデザイナーズブランドの取材を担当。2015年に「WWDジャパン」編集長に、2020年4月に執行役員「WWDJAPAN」編集統括サステナビリティ・ディレクターに就任。記者業務に加えて、ファッションスクールでの講義、省庁の有識者委員なども通じてファッション産業のサステナビリティ・シフトに尽力。2024年8月に独立し、CRANE&LOTUSを設立。引き続き「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクターを務めつつ、活動の領域を広げている。






八木華(ドレスデザイナー)
1999年東京都生まれ。都立総合芸術高校卒業後、「ここのがっこう」で学ぶ。2019年に欧州最大のファッションコンペ「International Talent Support」ファッション部門に最年少の19歳でノミネート。現在は、妹と組んで映像制作にも取り組んでいる。






丹野貴士(nôlシェフ)
1988年山形県生まれ 「ラ・ロシェル南青山」で石井義昭氏からフランス料理の基礎を学ぶ。 修行後、渡仏。「 Restaurant KEI」にて研鑽を積む。帰国後、銀座フレンチの「エスキス」、外苑前の「アビス」、 「ミシュランガイド東京2024」三つ星レストランでもある「レフェルヴェソンス」で素材を生かしたフランス料理を学ぶ。2021年4月 「Restaurant Takashi Tanno」のシェフに就任。その後、イートクリエーターに参画。2024年4月より「nôl」シェフに就任。





鞍田崇(哲学者/明治大学理工学部 准教授)
1970年兵庫県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修了。現在、明治大学理工学部准教授。近年は、ローカルスタンダードとインティマシーという視点から、現代社会の思想状況を問う。著作に『民藝のインティマシー「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会2015)など。





熊井晃史(GAKU事務局長)
「GAKU」事務局長の他、ギャラリー「とをが」を主宰しつつ、一貫して、創造性教育の現場に携わる。編集・聞き手・執筆を手がけたものとして、『公民館のしあさって』南信乃介、モハメッド・アブデルミギード、アブデルミギード・美幸他、『頼まれなくたってやっちゃうことを祝う』田中元子、若林恵、猪瀬浩平(自主)など。



メディアパートナー                                     


RiCE
2016年10月に創刊した雑誌『RiCE』は、毎号一つの料理や飲み物をワンテーマで切り取り、プロの料理人から各分野の専門家、プロアマ問わずシーンを支えるプレーヤーたちの視点を通じて、食そのものとそこから派生するライフスタイルを「フードカルチャー」として捉えて紹介するメディアです。
https://www.rice.press/



協賛                                            


三菱地所株式会社
三菱地所株式会社は「まちづくりを通じた社会への貢献」を基本使命に掲げ、東京駅周辺を主とした丸の内・大手町・有楽町エリアをはじめ、不動産に関する幅広い事業を展開する総合ディベロッパーです。2020年以降は「丸の内NEXTステージ」として有楽町・常盤橋を重点エリアと位置づけ、“人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台”を作ることを目指しています。中でも、有楽町エリアは“街の輝きは人がつくる”というコンセプトのもと、「有楽町 Micro STARs Dev.」というプロジェクトを始動し、クリエイティブな人材が集まり、活躍する場・仕組みづくりを推進しています。
関連HP https://yurakucho-msd.com/



GAKUについて                                       


クリエーションの学び舎「GAKU」
10代のためのクリエイティブ教育の場として、国内外で活躍するクリエイターを講師に迎え、音楽、建築、食、ファッション、デザイン、アートなど多種多様なクラスを展開しています。
場所:渋谷 PARCO 9 階(東京都渋谷区宇田川町 15-1)
運営:LOGS inc.(中央区東日本橋2-26-8 MKKビル8階)
HP: https://gaku.school
お問い合わせ:info@gaku.school



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