「5分ごとにひらく恐怖のとびら百物語 原稿募集」
日本児童文学者協会では、文溪堂との共同企画「5分ごとにひらく恐怖のとびら 百物語」(全5巻)の第2期シリーズを発刊するにあたり、小説の原稿を募集します。作品は、400字詰原稿用紙換算5枚のショートショートか、同15枚の短編のいずれか。締め切りは2021年3月31日(水)。結果発表は雑誌『日本児童文学』2021年11・12月号。入選作品を含む各巻は2022年5月ごろから刊行され、入選者には印税が支払われます。
「恐怖」はさまざま
読者の主な対象は小学校中〜高学年。最近では、始業前の読書の時間=「朝読書」を設ける学校が増えてきました。そのため、特に児童文学では、限られた時間で読めるショートショートや短編がブームになっています。
なかでも、ホラー系は絶大な人気。子どもたちの目も肥えています。主催者WEBサイトによると、「ひと口に恐怖と言っても、いろいろな種類があります。ひたすら『怖い話』もあれば、最後に思わず笑ってしまったり、ぞくっとして思わず後ろを振り向いたり、感動したりする話もあります。読み手に様々な感情を呼び起こすようなバラエティ豊かな『怖い話』を募集します」とのこと。
ひと工夫加えた、多彩な切り口で挑みましょう!
短編にするか、ショートショートにするか
今回は、公募作品と依頼作品を合わせる形式で、各巻20作品(短編5編、ショートショート15編)で全5巻、計100作品を収録する予定とのこと。現代版・百物語ですね。
短編は、背景や心の動きを描きつつ、深い恐怖を楽しめるものが◎。一方、ショートショートは短さを生かしたインパクトのある作品が期待されます。思わず「これ読んでみて!」と友だちに教えたくなるような物語もいいかもしれません。
入選すると書籍化されるだけでなく、印税が得られる点も注目ポイント。プロとして児童文学作家を目指す人や、自分の力を試したい人、世に作品を残したい人はぜひ挑戦してください。
スマートフォンやSNS、動画配信、オンラインゲームなど、現代の子どもたちの生活を捉えつつ、長く愛される不変の「恐怖」を!
青木緑
公募情報ライター。得意分野は短歌と川柳。いつか小説にも挑戦したい。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。
出典:"http://jibunkyo.main.jp/index.php/prize/archives/106"
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