今日もどこかでロボットが活躍中!第8回「ロボット大賞」
2006年から実施されている「ロボット大賞」。 ロボット技術の発展や活用の拡大などを促し、その存在をPRするために開催。優れたロボットの他、部品・ソフトウェア、それらの先進的な活用や研究開発、人材育成の取組みなども表彰されています。
ロボットといえば「四角いフォルム、ヒト型のロボット」など、特定のイメージが先行してしまいませんか?
世の中にはいろいろなロボットが活躍しています。イメージとは違う姿や性質について、ちょっと気になる事柄を調べてみました。
深海ロボットってどんな姿?
「深海ロボット」と聞くと、どんな姿をイメージしますか?
深海魚を模したデザイン?
第1回のロボット大賞で優秀賞に選ばれた、深海探査ロボット『うらしま』はオレンジと白のツートンカラーで、クジラのような姿をしています。
全長は10メートル、たくさんの調査観測器を搭載できる深海巡航探査機になっています。プログラムに従って自力で走行できる姿は、水深3000メートルの深海層まで潜ることのできる「マッコウクジラ」を思わせます。…と、やはり深海に適した姿をしているのですね。
ロボットにも心があるのかな?
「ロボットのような人だね。」
…と言われれば、ひと昔前では【感情がない、マニュアル通り】など、いいイメージはなかったかもしれません。でも、今だったら褒め言葉と感じられるかも!
その理由は、癒しを与えてくれるコミュニケーションロボットの存在。
昨年のロボット大賞(総務大臣賞)に選ばれた『Pepper(ペッパー)』は、感情を認識したり、会話をしたりと意思相通が図れるロボット。AI(人工知能)が搭載されており、人と関わることでデーターが蓄積。自ら進化していくシステムは、経験がモノを言う人間と同じですね。
ペットのように寄り添ってくれるのは、第1回のロボット大賞で優秀賞を受賞した、アザラシ型のメンタルコミットロボット『パロ』。 アニマルセラピーと同じ効果が得られると病院や介護施設でも活用されているようです。
初代の生産中止から12年ぶりに発売された犬型タイプの『aibo(アイボ)』は、よく遊んでくれる人を認識し、それぞれの環境によって成長の度合いが変わるので、育てる楽しみがあります。
多様なコミュニケーション術や、日々、成長する姿。ロボットたちから教わること…これからどんどん増えてくるかもしれません。
2015年には、政府よりロボット革命を実現するための「ロボット新戦略」が打ち出されており、いろいろな分野での活躍が期待されています。ロボットたちと共に暮らしていく未来を想像してみると、今後、どんなロボットが表彰されるのかとても楽しみですね。
あなたが気になっているロボットもエントリーされているかもしれませんよ〜
公募情報の詳細はこちら:https://www.koubo.co.jp/contest/nonsection/candidate/043270.html
第8回 ロボット大賞
(2018年6月29日〆切)