一文字では表せない!?津の物産まつりロゴ・マーク募集
三重県津市の特産物の販売や魅力を伝えるイベント「津市物産まつり」。今年で32回目を迎えるこのお祭りのシンボルとなる公式ロゴ・マークを募集しています。
全国で一番短い県庁所在地名の津市。三重県のガイドブックを開いても、伊勢・鳥羽・志摩などの観光地の印象が強く、情報量はちょっと少なめ。もっと津市を知りたいと思い、図書館へ…。
郷土資料事典によれば、津市は安濃津(あのつ)の名で栄えた港町で、伊勢神宮参宮街道の宿駅にもなっていました。参拝客で賑わった繁栄ぶりは「津は伊勢で待つ 伊勢は津で待つ」と謡われるほど名高い歴史ある都市です。
主産業は工業と農業。農家の副産物として始まった木綿作りは伊勢商人の手により江戸へと販路を広げました。『伊勢木綿』と呼ばれ、現在は津市にある臼井織布株会社のみで作られている伝統工芸品です。伊勢商人として代表的なのは、江戸に呉服店越後屋を出店し三井の基礎を作った三井高利。日本橋には伊勢商人の流れを汲む大企業のビルがあります。三重県の物産を扱う『三重テラス』(日本橋室町)では、伊勢木綿を使った繊維品も販売しています。
津市が発祥の食べ物といえば、『天むす』。名古屋めしのイメージがありますが、津市で天ぷら定食屋さんを生業にしていたお店「天寿」にて考案されたそうです。また学校給食のメニューとして登場したのがはじまりといわれる『津ぎょうざ』は、直結15センチの皮を使った揚げ餃子。とにかくサイズが普通より大きく、東海出身の友人からもおススメの津市のご当地グルメです!
歴史、伝統、食文化。たった一文字では言い表せない津市の魅力…短い都市名になぞらえて一目で伝わるロゴ・マークを考えてみてはいかがでしょうか?
公募情報の詳細はこちら:https://www.koubo.co.jp/contest/art/logo/041400.html
「津市物産まつり」ロゴ・マーク募集
(2018年3月16日〆切)