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冠文学賞を狙え! 獲って嬉しい、作家名を冠した文学賞まとめ!(3/4)

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「今のあなた」だから書ける小説を 織田作之助青春賞

「天才は昔から無一文」という名言を遺している織田作(おださく)といえば、代表作はやはり『夫婦善哉』ですが、坂口安吾、太宰治と並ぶ無頼派の作家としても有名です。文豪をモデルにしたバトル漫画『文豪ストレイドックス』でも大人気。織田作之助青春賞は若者の創作を応援。24歳以下を対象にしており、18歳以下の応募者には奨励賞が贈られることも。応募作品は、400字詰め原稿用紙30枚以下相当の短編小説。

実は馬主としても有名だった人 舟橋聖一顕彰青年文学賞

こちらも13歳〜30歳の若者を対象にした文学賞です。小説、随筆、戯曲、評論の4部門があるのが特徴的。舟橋家から「故舟橋聖一氏顕彰事業基金」の寄付を受け、滋賀県彦根市が主催しています。第1回大河ドラマの原作で、井伊直弼を描いた『花の生涯』のような時代物や『雪夫人絵図』『芸者小夏』のような官能的な小説が知られる船橋ですが、劇団も結成し、多くの戯曲を手がけた経歴も持ちます。

春樹氏本人も審査に参加 角川春樹小説賞

角川春樹は、角川書店創業者、角川源義の長男。2代目社長として、角川映画などで一大ムーブメントを起こしますが、弟の角川歴彦に会社を追われ、角川春樹事務所を設立。実業家であり編集者、映画監督、俳人、宮司と多彩極まる春樹氏の名を冠した小説賞がこちら。「出版不況にあえぐ今こそ、光り輝く原石を発掘するために創設いたしました」とのこと。ミステリー、時代小説、ホラー、ファンタジー、SFなどエンタメ小説を募集します。プロ・アマ不問の大勝負。賞金は100万円!

キミはすべて読んだか? 北区内田康夫ミステリー文学賞

小説家・内田康夫といえば「名探偵・浅見光彦シリーズ」。テレビドラマ、漫画、映画と大ブームになりました。内田作品の累計発行部数は1億部を超えるそう。2015年に脳梗塞を患い、手がけていた小説を完結できなくなった際には、完結までを書く作家を公募して話題になりました。本文学賞は短編ミステリーを募集! 出身地である東京都北区の地名、人物、歴史などを入れ込んだ作品を歓迎するとのこと。

生涯の作品数は1000以上! 日経 星新一賞

「ショートショートの神様」と呼ばれる星新一。『ボッコちゃん』『きまぐれロボット』など、作品の人気は国内外で衰えません。理系の研究をし、一時期は実家の製薬会社をついだ星新一の作品は、理系文学とも言われ、論理的・圧倒的な想像力のたまものです。日本経済新聞社が主催する本賞は、理系的でワクワクする掌編小説を募集。人間以外(人工知能等)を用いた作品も可とのこと。