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【地図井式】忙しくても、執筆が捗る! 執筆の場所の時間的空間的デザイン

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コラム

執筆の場所の時間的空間的デザイン

私の現実の執筆はちょこちょこ場所を変えます。
大幅に移動するというよりは、同じ家の中にいてもニトリの簡易デスクをもって家のあちこちに移動して書きます。

30~60分くらいで集中が切れると場所を変えます。なので固定の大きな机、というのに憧れはするものの持ち運べるサイズのデスクしか持たず、PCも軽いノート型です。
状況に合わせて鏡台や窓枠やタンスの上などで書いているときもあります。

集中が切れやすいのは私だけかと思って調べると、人間の集中力ってそれほど続かないようになっているらしく安心しました。
30~40分、学校の授業のようにコマを分けて集中できなくなったタイミングで次の場所に移動して無理やりリセットすれば、書き続けることも仕事でのワークもやり続けることができるので、私のようなタイプには場所の移動はオススメです。
仕事でも、フリーアドレスになって場所をちょこちょこ変えられるようになってから、固定席スタイルがいかに自分にあっていなかったか気づきました。

またどうせ切れるよう設計されている集中力、切れたときに何があるかが大事な要素でもあると心から思います。
集中が切れたときに目にしたいものって何でしょうか。
なるべく同じ環境で、と思う人もいれば、なるべく違うものを見たい、と思う人もいると思います。私は後者で、できればいつも新鮮で違ったものであってほしいと思っています。
特定の帰る場所を持たずに書きながら旅をするというのもいつか実現したいことリストのひとつです。
仕事の合間にカフェなどで執筆をするときは、色々な人の行き交いを眺めることができる窓に面した一角が大好きです。疲れた目を休めることもできます。2~3時間もいれば店員が目配せをしてきますので集中が切れる前に退散か追加注文をしなければならない現実もあるので、いつかそんな執筆環境を複数持ちたいなというのも夢です。

自分の快適環境と憧れの環境はやっぱり少しだけ違いますが、現実の自分に最適化していく過程で知った、自分の快の状態を、憧れの環境とミックスして叶えられたら最高ですね。
私はまずは花粉症の舌下免疫療法を試しながら、豊かな庭に面したような書斎で落ち着いて仕事ができるくらいの時間的精神的余裕をもつにはどうしたらよいかを考えながら生活をしたいと思います。

と、ここまで余裕のあるかっこいいアラフォーみたいに環境を考察しましたが、集中環境にこだわらずとりあえず全集中で乗り切らねばならんのだという修羅場も発生しうる、むしろ実はそのほうがずっと多いという現実があります。
追い込まれた締め切り前や仕事の繁忙期、眠く環境もそろわないのに集中を継続しないと終わらないという時、これが一番しんどくかつ逃げたら逃げたで、自分を恥じる日々がしばらく続き苦しみます。
私は修羅場を乗り越えられたときと逆に乗り越えられなかった時がどちらもあるので、環境を整える時、実は重要なのは修羅場対応の時にどうするかです。

そんな追い込まれた人が一人でも少ないようにと心から願うのでその必要がない方は読み飛ばしてくださって結構ですが、たぶん人手不足の昨今、増え続けるかと思うので私の修羅場の工夫を書きます。