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文芸公募ニュース 4.11更新 文学賞発表情報

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毎月第2・第4金曜日更新の「文芸公募ニュース」最新版です。

今回のトピックはなんと言っても東京中野文学賞ですね。受賞者がプロ作家。しかも、バリバリ活躍中の芥川賞作家、羽田圭介さんでした。発表ページを見て、「同姓同名か、字まで同じだなあ」と思って写真を見ると、なんと羽田さん本人。驚きすぎて椅子から落ちるかと思いました。選考委員の中島京子さんとは同期ですし、もう選考委員にまわってもいいキャリアの作家ですね。何はともあれ、おめでとうございます……。

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文学賞発表情報

第2回東京中野文学賞

プロ・アマ、年齢・ジャンルを問わず公募していた東京中野文学賞には応募総数216編があり、小説家の中島京子氏、映画監督の篠原哲雄氏、ロックミュージシャンの大槻ケンヂ氏、作家のエージェント会社代表の鬼塚忠氏の最終選考委員により、下記のように入選者が決まった。
大賞を受賞したのは、なんと芥川賞作家の羽田圭介さんだった。羽田さんは、以下のようにコメントしている。

たまたま仕事の合間にスマホを見ていて中野文学賞という賞を知った。プロアマ問わず応募できることが心に残っていた。
日本全国ローカルな文学賞はいろいろあるが、東京の、中野というローカルな文学賞って面白いなと思った。
日頃、単品では小説にできない小ネタをネタ帳に書き留めている。文学賞を意識し始めたことでその小ネタがどんどん結びつき、作品となった。
例えると、手元にある野菜の端材を「中野」という熱伝導率の良い「鍋」で煮込んだら、おいしい出汁ができたようなイメージ。
「東京中野文学賞」という賞がなければ生まれなかった小説。中野で生活する人や多くの人に読んでもらい、小説の「鍋」となった中野の良さに気づいてもらえるきっかけとなれば嬉しい。

大賞
「その針がさすのは」羽田圭介
佳作
「檸檬と蜜柑のラプソディ」ふるたみゆき
「軌道、レゾナント」六ッ川和泉
中野区賞
「10円玉を握りしめたら」宮本直樹
ナカぶんクラファン賞
「その針がさすのは」羽田圭介

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第130回文學界新人賞

第130回文學界新人賞は、応募総数2404編の中から、青山七恵、阿部和重、金原ひとみ、中村文則、村田沙耶香の5氏による選考が行われ、以下のように受賞者が決まった。

受賞
「親切な殺人」浅田優真
「さそり座の火星」しじまむらさき

受賞作は、4/7に発売された文學界5月号に全文掲載されている。

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第34回新人シナリオコンクール

第34回新人シナリオコンクールの応募総数304編。第1次審査通過作品159編、第2次審査通過作品80編、第3次審査通過作品23編。第4次審査通過作品は、『「私」の削除要請』(仲村ゆうな)、『神の詩』(大島勝)、『アニサキスの女たち』(赤城杏奈)、『叫べ!叩け!跳べ!』(菅龍典)、『抜け殻』(佐々木ひとみ)、『蜜柑の緒』(森川真菜)、『放課後のラムネは空の色』(手塚勝智)、『エスケープ』(木ノ下枇杷)、『マイ・アンブレラ』(藤森英美)、『コレクター~かつての少女A』(本田周)の計10編。
この中から、下記の通り、受賞者が決定した。
最終審査委員は、加藤正人、井上由美子、遠藤学、柏原寛司、木田紀生、長谷川隆、吉田智子、渡辺善則の各氏。

第34回新人シナリオコンクール 入選
「マイ・アンブレラ」藤森英美

特別賞 大伴昌司賞 入選
「蜜柑の緒」森川真菜

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SOSEKIチャレンジングアワード2024

SOSEKIチャレンジングアワード2024は、夏目漱石の『草枕』『二百十日』『三四郎』『吾輩は猫である』『道草』の中から1作を選び、続編を書くというもの。
応募総数205編から1次審査で13編を選び、各作品をファイナル公開審査で朗読、会場参加者に投票してもらった。これと審査員の得点と合わせた得票数により、以下のように入選作が決まった。

一般の部
グランプリ

「二百十日」北村俊雄(富山県)
準グランプリ
「草枕」琴森雪湖(愛知県)
「道草」伊藤慈子(大阪府)

学生の部
グランプリ

「吾輩は猫である」山下結愛(神奈川県)
準グランプリ
「二百十日」原田優香(東京都)
「吾輩は猫である」室橋野乃歌(神奈川県)

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第2回『ラストで君は「まさか!」と言う』文学賞

ラストでどんでん返しがある児童向け短編小説、第2回『ラストで君は「まさか!」と言う』文学賞の入賞作が決まった。
応募総数は1158編だった。

大賞
「賢いきみへ」高遠みかみ(恋愛部門)
優秀賞
「借入カード」見坂卓郎(ホラー部門)
「たった一つの願い」星野真奈美(泣ける部門)
「無料モニター」蜂賀三月(ホラー部門)

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第13回角川つばさ文庫小説賞

第13回角川つばさ文庫小説賞〈一般部門〉は、選考委員の藤ダリオ、本上まなみの2選考委員の選考により、金賞と銀賞が決まった。
こども部門は303編の作品作の中から、下記のように入選作が決まった。

一般部門
金賞

「それ、犯罪ですよねっ?!」夢乃ひいろ
銀賞
「古泉リコの、海の底までいってきます!」深草ゆにえ

こども部門
グランプリ

「体ライバルズ!!」星野彩葉(小学5年)
準グランプリ
「失われた『オイシサ』を求めて」ナガイミサキ(中学2年)

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公募2024氷見現代詩大賞

公募2024氷見現代詩大賞(「金澤詩人賞」を改題)は、選考の結果、以下の2名が受賞した。

受賞
崎浜日菜子(18歳・鹿児島県)
はるくり(40歳・神奈川県)

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月刊「ココア共和国」3賞

あきは詩書工房が月刊「ココア共和国」を通して募集した第10回YS賞、第5回秋吉久美子賞、第5回いがらしみきお賞が発表になった。
今回は1241名、4479編の応募があった。

第10回YS賞
ハッピー浜田(東京都)
第5回秋吉久美子賞
渋谷縷々子(東京都)
第5回いがらしみきお賞
きむさん(岐阜県)

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NHK全国俳句大会

NHKとNHK学園が主催するNHK全国俳句大会には、全国の5歳~103歳の俳句の愛好家から約3万5000句の応募があり、以下のように入選者が決まった。

大賞
「パンチみなかわされてゐる汗みどろ」西村棗(群馬県)
「鍬置けば己小さし秋の空」平林弥(群馬県)
「留学生星を見てをりテント出て」高橋まさお(埼玉県)

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