文芸公募ニュース 4.25更新 文学賞発表情報


毎月第2・第4金曜日更新の「文芸公募ニュース」最新版です。
今月はビッグタイトルの発表が多かった印象です。松本清張賞、小説現代長編新人賞、横溝正史ミステリ&ホラー大賞、女による女のためのR-18文学賞と、プロの登竜門と言われる文学賞の発表が相次ぎました。受賞者は、数年後には人気作家になっているかもしれませんね。
プロの登竜門文学賞 締切・発表スケジュール
エッセイ公募 締切・発表スケジュール
童話・児童文学公募 締切・発表スケジュール
隠れた優良公募 B級文学賞 締切・発表スケジュール
ライトノベル 締切・発表スケジュール

第32回松本清張賞
第32回松本清張賞は、応募総数605編の中から、阿部智里、小川哲、森絵都、森見登美彦、米澤穂信の5氏による選考により、以下のように受賞者が決まった。
主催:日本文学振興会
受賞
「白鷺立つ」住田
住田祐
1983年兵庫県生まれ。会社員。
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第19回小説現代長編新人賞
第19回小説現代長編新人賞は、応募総数641編の中から、今村翔吾、塩田武士、中島京子、凪良ゆう、宮内悠介、薬丸岳の6名の選考委員により、以下のように結果が決まった。
主催:講談社
受賞作
「薄明のさきに」朝宮夕
選考委員特別賞
「梅咲く頃にまた会おう」迂回ひなた
※両作品はタイトル変更のうえ刊行予定。
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第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞
2025年4月15日、第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞の選考会が行われ、綾辻行人、有栖川有栖、黒川博行、湊かなえの4氏の選考により大賞が決まった。
また、モニター審査員に支持された読者賞と、カクヨムユーザーによって選ばれた「カクヨム賞」も決定した。
主催:KADOKAWA
大賞
「うたかたの娘」綿原芹
読者賞
「夢に棲みつくもの」雨宮酔
カクヨム賞
「うたかたの娘」綿原芹
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第24回女による女のためのR-18文学賞
窪美澄、町田そのこを発掘した「女による女のためのR-18文学賞」の第24回は、窪美澄、東村アキコ、柚木麻子の3氏により選考が行われ、以下のように受賞者が決まった。
今回は過去24回の中で最多となる1089編の応募があり、大賞はタレントの友近が選ぶ友近賞とW受賞だった。
応募者も、予選を含め選考する人もすべて女性という同賞は官能小説の文学賞として創設されたが、第11回からテーマを「女性の感性を生かした小説」と変更、さらに現在はテーマを「書き手の完成を生かした小説」としている。
主催:新潮社
大賞・友近賞(W受賞)
「笑顔は業務に含みません」斉藤
※タイトルは「笑うワーキングレディ」改題。
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第3回黒猫ミステリー賞
2025年4月11日、第3回黒猫ミステリー賞の結果が発表になった。
今回は黒猫ミステリー賞のほか、特別賞も設けられた。
主催:産業編集センター
黒猫ミステリー賞
「時計は二度と凍らない」魚崎依知子
黒猫ミステリー賞特別賞
「
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令和6年度橋田脚本新人賞
これから脚本家として放送業界に貢献する新人脚本家の発掘と応援を目的として創設された橋田賞新人脚本賞の令和6年度の受賞者が決まった。
応募総数は、「一時間ドラマ部門」457編、「短編部門」428編。
主催:橋田文化財団
一時間ドラマ部門
入選作
該当作なし
佳作
「シニアの居場所」松山富江
「遠くから来た客」今泉紗弥
短編部門
入選作
「おまけ」日比谷祐希
「よいおとしを」青山ユキ
「素直になれなくて」不動里美
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第9回新しい詩の声
日本詩人クラブ以外の人を対象に公募していた第9回新しい詩の声の結果が決まった。
主催:日本詩人クラブ
最優秀賞
「listen」新里輪(岡山県)
優秀賞
「遠景」中村あさみ(広島県)
優秀賞
「春の身体」yellow(神奈川県)
ジュニア賞
「夜の三原色」芳賀菫(千葉県)
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第17回わが家のお仏壇物語
フォト&エッセイコンテストの第17回わが家のお仏壇物語の結果が公表された。
応募は約90編だった。
主催:宗教工芸社
金賞
「そのままでいいんだよ」小林博子(愛知県・39歳)
銀賞
「おはぎ」角田ゆきえ(宮城県・52歳)
銅賞
「ありのままの姿」三宅加代子(福岡県・78歳)
「バトンタッチ」井上英敏(埼玉県・80歳)
八田神仏具店賞
「息子たちのために」星川千里(愛知県・76歳)
田中佛檀賞
「『子ども』に帰れる場所」にしの桃子(愛知県・34歳)
※WEBでは入選した写真とエッセイが読めます。
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