文芸公募ニュース 11.8更新 文学賞発表情報
毎月第2・第4金曜日更新の「文芸公募ニュース」最新版です。
11月に入り、めっきり寒くなってきました。冬は気持ちが内向きになりますので、“書く”にはいい季節です。
長編ともなれば、もう来年秋ぐらいに照準を定め、史料を読み込むなどし始める頃ですね。スケジュール化ってとても大事ですね。
プロの登竜門文学賞 締切・発表スケジュール
エッセイ公募 締切・発表スケジュール
第28回日本ミステリー文学大賞新人賞
第28回日本ミステリー文学大賞新人賞は、応募数205編の中から、予選委員の円堂都司昭、佳多山大地、杉江松恋、千街晶之、西上心太、細谷正充、吉田伸子の7氏、および光文社文芸局が10点満点で採点し、討議のうえ最終候補作を選出。そのうえで、月村了衛、辻村深月、湊かなえ、薬丸岳の4氏の選考により、下記のように決まった。
受賞作
「午前零時の評議室」
略歴 本名・伊藤信吾。60歳。弁護士。
詳細はこちら(https://kobun.or.jp/)
衣刀信吾さんは相模原市在住の弁護士。日弁連の副会長。ミステリーの作家は士業の方が多いですね。
第8回大藪春彦新人賞
第8回大藪春彦新人賞は、応募数256編の中から、今野敏、馳星周、徳間書店文芸編集部編集長の3氏の選考により、下記のように決定した。
受賞作
「女衒事業者」
略歴 昭和50年3月22日生まれ。49歳。大阪府出身。
詳細はこちら
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000777.000016935.html)
大藪春彦新人賞には、今回から、「映像化にふさわしい」という観点で、大藪春彦新人賞 映像化奨励賞が創設されましたが、本年度は花邑あきら「女衒事業者」が同時受賞となりました。
第2回小鳥書房文学賞
第2回小鳥書房文学賞(テーマ「日記」)は、応募数628編の中から、金川晋吾、千葉雅也、岸波龍の3氏の選考により、下記のように決定した。
入選作
白石果林(11月10日からの3日間の日記)
高杉晋太郎(11月12日からの3日間の日記)
戸原郁(11月25日からの3日間の日記)
河村 泉(12月3日からの3日間の日記)
玉置桃子(12月12日からの3日間の日記)
冬木みちる(12月25日からの3日間の日記)
かずさ(12月28日からの3日間の日記)
韓河羅(1月6日からの3日間の日記)
小軽米美典(2月2日からの3日間の日記)
向井陸(2月15日からの3日間の日記)
詳細はこちら
(https://note.com/kotorishobo/n/n5a1c994ef350)
2024年2月29日に応募を締め切ってから途中経過がわからず、このままフェイドアウトするのかと危ぶみましたが、無事、結果が出たようです。いつ発表になるのかという問い合わせもあったようですね。他の文学賞のように募集段階で「○月頃、○○で発表」としてほしいですね。受賞作はアンソロジー書籍化が確約されています。楽しみですね。
文芸公募ニュースバックナンバー
2024.11.8更新 発表:第28回日本ミステリー文学大賞新人賞、第8回大藪春彦新人賞、ほか
2024.10.11更新 発表:第56回新潮新人賞、第61回文藝賞、第48回すばる文学賞、ほか
2024.9.27更新 発表:第18回島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞、ほか
2024.9.13更新 発表:第12回ハヤカワSFコンテスト、ほか
2024.8.23更新 発表:第14回アガサ・クリスティー賞、ほか
2024.8.9更新 発表:第3回警察小説新人賞、第36回労働者文学賞2024、ほか
2024.7.26更新 発表:第15回創元SF短編賞、第7回田畑実戯曲賞、ほか
2024.7.12更新 発表:第45回小説推理新人賞、第9回カクヨムWEB小説コンテスト、ほか
2024.6.28更新 発表:メフィスト賞2024年下半期、第14回集英社みらい文庫大賞、ほか
2024.6.14更新 発表:第44回横溝正史賞ミステリ&ホラー大賞、第31回松本清張賞、ほか
2024.5.24更新 発表:第70回江戸川乱歩賞、第1回有吉佐和子文学賞、ほか
2024.5.10更新 発表:第23回女による女のためのR-18文学賞、第40回太宰治賞、ほか
2024.4.26更新 発表:第11回日経・星新一賞、第67回群像新人文学賞、ほか
2024.4.12更新 発表:第18回小説現代長編新人賞、第129回文學界新人賞、ほか