「伏線」みんなはどう思ってる? アンケート結果大公開!|伏線の魅力#01


「伏線」みんなはどう思ってる? アンケート集計結果
本特集をするにあたり、「伏線」について一般の皆さんはどう考えているのか知るためにアンケートを実施しました。以下はその結果です。
79.1%が、「結末を盛り上げるためのもの」と考えている。
やはり「伏線」と言えば、結末で「そうだったのか」と驚き、「言われてみればそう書いてあった」と納得するものという印象が強い。
10.1%は「ストーリーを自然なものにするもの」という回答。
これも伏線の大きな特徴の一つではあるが、この回答は「結末に絡まない伏線もある」ということを念頭に置いたものだろう。

「伏線がないと小説は成立しない」と回答した人は55.0%。
小説は嘘の話だから、伏線がないと自然で無理のない話にはならないと思っているということだろう。実際、その通りだ。
一方、「伏線がなくても小説は成立する」と回答した人は40.3%。
小説には、伏線のふの字もない身辺雑記や心境小説もあり、これはそうしたジャンルを意識した回答だろう。
55.0%と10.3%と回答が拮抗しており、ここには小説の多様性が窺える。

伏線であれば「必ず回収してほしい」と回答した人は69.8%。
特に結末に関わるような大きな伏線であれば張りっぱなしは困る。張った以上はきちんと回収してほしいと思うのは当然だ。
一方、23.3%は「必ずしも回収する必要はない」と回答している。
小説は伏線でできているようなものだから、作者が無意識に書いている伏線らしきものもあり、すべては回収できないし、回収する必要のないものもある。
もっと言えば、回収しないほうがいい場合もある。
たとえば、映画「卒業」のラストシーンでは二人の男女はしばらく無言でいるが、この暗示は回収されず、それがゆえに深い余韻となっている。