謎を解く側から整合性をつける「表」の伏線|伏線は「裏」から生まれる


伏線と回収を目の当たりにして、「すごい!」と称賛、感心する。
読者としてはそれでいいが、創作する側は、今度はこれを自分でやらないといけない。
でも、伏線はどう張ればいいのだろうか。
謎を解く側から整合性をつける「表」の伏線
今回、「伏線」に関するアンケートを実施し、4問中3問は前回(「伏線とは何か」)の中で紹介したが、まだ公開していないアンケートの結果がある。それが下記だ。

ここで注目したいのは、伏線を「張りたいが、苦手」が23.3%もいるということ。
今回はこの需要にこたえて、伏線の張り方について解説しよう。
主人公側から考える「表」の伏線
主人公の行動やストーリー展開について、前もってにおわせておくこと(伏線)を思いつくのであれば、表から整合性をつければいい。
昔話「桃太郎」を例にとると、原典では、ある日、桃太郎が「鬼退治に行ってきます」と言い出すが、リアルな小説でこれをやれば、「今一つ動機がはっきりしない」と思われるかもしれない。
そこで、「『鬼退治に行ってきます』と言うのが普通」という設定を考え、外堀を埋める。
たとえば、こんな感じ。
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こうしたことをあらかじめ書いておき、そのあとで、
| 村人の家が荒らされ、現場からは虎のパンツが押収された。 |
という出来事を起こせば、桃太郎は鬼退治に向かうのは道理となる。