文芸公募ニュース 10.25更新 文芸トレンド
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文学賞NEWS
ボイルドエッグズ代表・村上達朗さん逝去
10月2日、著作権エージェント「ボイルドエッグズ」代表取締役の村上達朗さんが肺がんのため死去された。享年71歳。
村上さんは早川書房に勤務しているとき、入社試験の作文で三浦しをんさんを見出し、1999年にボイルドエッグズを立ち上げた際、最初にエージェント業務をしたのは三浦しをんさんだった。
その後、日本初の競争入札システムによるボイルドエッグズ新人賞を創設し、第4回のときに万城目学『鴨川ホルモー』を発掘した。
第28回ボイルドエッグズ新人賞は、募集の途中で村上達朗さんが体調不良となり、中断していた。選考委員は村上達朗さんだけなので、このまま中止となる可能性が高いと見られている。
第7回ことばと新人賞
第7回ことばと新人賞の募集が始まった。
今回から形式ががらっと変わり、募集開始が2025年5月20日で、先着130作品(1人1作)のみ受け付けることになった。選考料は2500円。
選考委員は、江國香織、滝口悠生、豊崎由美、山下澄人、佐々木敦。下読みはなく、5名の選考委員が分担して全作品を読み、担当した選考委員のコメントがつく。
応募したい方は、作品(400字詰原稿用紙70~200枚)の作品を用意しておいて、募集が始まったらすぐに応募しよう!
詳細はこちら(http://kankanbou.com/news/archives/513)
文芸トレンド
第72回菊池寛賞決定
第72回菊池寛賞は、小説家の上橋菜穂子、脚本家の大石静など5名に決まった。
受賞者
上橋菜穂子 「
山崎貴と白組 VFXを40年追求。『ゴジラ-1.0』でアカデミー賞視覚効果部門。
後藤謙次 政治ジャーナリストとして『ドキュメント平成政治史』全5巻完成。
大石静 40年近く第一線で活躍し、『光る君へ』など優れたドラマを執筆。
ちばてつや 『あしたのジョー』などで70年読者を熱狂させ続け、後進も育成。
菊池寛賞は、文学、映画・演劇、新聞、放送、出版、その他文化活動一般において清新かつ創造的な業績をあげた人・団体、または長年にわたり多大な貢献をした人・団体に贈られる。賞金は100万円。
詳細はこちら(https://bungakushinko.or.jp/award/kikuchi/index.html)
文芸公募ニュースバックナンバー
2024.10.25更新 発表:第19回ちよだ文学賞、第24回テレビ朝日新人シナリオ大賞、ほか
2024.10.11更新 発表:第56回新潮新人賞、第61回文藝賞、第48回すばる文学賞、ほか
2024.9.27更新 発表:第18回島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞、ほか
2024.9.13更新 発表:第12回ハヤカワSFコンテスト、ほか
2024.8.23更新 発表:第14回アガサ・クリスティー賞、ほか
2024.8.9更新 発表:第3回警察小説新人賞、第36回労働者文学賞2024、ほか
2024.7.26更新 発表:第15回創元SF短編賞、第7回田畑実戯曲賞、ほか
2024.7.12更新 発表:第45回小説推理新人賞、第9回カクヨムWEB小説コンテスト、ほか
2024.6.28更新 発表:メフィスト賞2024年下半期座談会、第14回集英社みらい文庫大賞、ほか
2024.6.14更新 発表:第44回横溝正史賞ミステリ&ホラー大賞、第31回松本清張賞、ほか
2024.5.24更新 発表:第70回江戸川乱歩賞、第1回有吉佐和子文学賞、ほか
2024.5.10更新 発表:第23回女による女のためのR-18文学賞、第40回太宰治賞、ほか
2024.4.26更新 発表:第11回日経・星新一賞、第67回群像新人文学賞、ほか
2024.4.12更新 発表:第18回小説現代長編新人賞、第129回文學界新人賞、ほか