第26回 阿刀田高のTO-BE小説工房 課題「落とし物」
課題最優秀賞佳作選外佳作プロフィール
作家・阿刀田高先生による掌編小説の誌上コンテスト。毎号課題に挑戦しているうちに、小説を書く力が自然とついてきます。ここでは、佳作・選外佳作を会員限定で公開します。
〔第26回課題〕
落とし物
応募総数295編
※最優秀賞作品は月刊公募ガイド6月号(5/9発売)に掲載しています。
ここでは佳作7編と選外佳作10編以内を全文紹介します。
「顔を落とした男」青野透子
阿刀田高(あとうだ・たかし)
'78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。'79年『来訪者』で日本推理作家協会賞受賞。短編集『ナポレオン狂』で第81回直木賞受賞。'95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞受賞。ミステリーやブラックユーモア、「奇妙な味」の短編で知られる。ショートショートでは星新一死後の第一人者的存在。短編小説のほか、『旧約聖書を知っていますか』『新約聖書を知っていますか』『短編小説のレシピ』『知的創造の作法』など著書多数。