第41回 JIA東海支部設計競技
日本建築家協会東海支部が主催する「建築設計競技」は、最も伝統ある事業のひとつとして1984年に第1回が開催され、2025年で41回目を数えます。
今日、社会はあらゆる局面における情報化の進展に伴い加速的に変化し続けています。東日本大震災や能登半島地震など毎年のように起こる大きな震災に加え、世界的なパンデミックとなった新型コロナウィルス感染症の猛威が及ぼした影響、また物価高騰や戦争など、人々への負荷は過大で、社会に対する意識・行動に変化が求められています。また、これまでにも増して、格差や貧困問題等の広がりが生きづらい社会となる可能性もあり、「自分自身の生き方」について真剣に向き合うことも必要な時代となりました。
この設計競技は、このような複雑かつ不安定な社会において、住まう空間の多様なあり方と可能性を問うものです。