大阪万博記念展『 新領域展 』
将来を担うものたちよ
昨今、急速な革新的技術発展により、美術界は新時代の夜明け前の混沌とした様相であります。
さて古来、壁画という芸術行動により、人類は記憶の伝承及び記憶の共有化を進化させました。
それは双方向の関係であり、その空間を共にする同士のみの限られた集団世界であった。
やがて、印刷技術により、空間を越えより多くの人々と記憶を共有し、更には想像力をかきたてる文化芸術となっていった。
そしてインターネット時代となり多言語の人々をつなぎ異人種の記憶すら共有する時代となりました。
今後、AIなどの技術発展は生物の記憶をつかさどる脳領域へ介入し意識や感情をも超越するであろう。
そんな近未来に新たな文化芸術の本質を示す作品を我々は求めます。