永井荷風新人賞
永井荷風は明治、大正、昭和にわたって活躍した日本近代を代表する作家であり、小説はもとより、随筆、評論、演劇、詩、翻訳などその偉業は多岐にわたっています。1910年に慶應義塾大学において『三田文學』を創刊し、初代編集長となり百数十年にわたる日本文芸の隆盛の礎を築きました。
戦後、その晩年を市川市で過ごし、その風景を描いた作品を多く残すなど、市川市とも深い縁で結ばれ、名誉市民の称号も贈られました。
その業績を顕彰するため、市川市とともに市川市制施行90周年記念事業として、「永井荷風文学賞」を創設いたします。
本文学賞は幅広い分野において、対象期間に刊行された作品を受賞対象とする「永井荷風文学賞」と公募型の「永井荷風新人賞」の二つの賞から構成されます。