第24回展 南島原市セミナリヨ現代版画展 作品募集
雲仙岳を仰ぐ南島原市は、干戈まだ収まらぬ戦国時代、千々石ミゲルなど遠くローマに派遣された天正遣欧使節たちが学んだセミナリヨやコレジヨが置かれた土地です。
銅版画「セビリアの聖母」と「聖家族」は、16世紀の有家セミナリヨで、日本人の手によって制作された最初の銅版画と言われています。この2枚の銅版画は、明治2年プチジャン神父により奇跡的にマニラで発見され、一旦ローマ法皇ピオ8世に献呈されましたが、現在、貴重な歴史遺産として、長崎県文化財に指定され、カトリックセンターに保管されています。
南島原市は、このような日本の歴史に燦然と輝くまちの歴史遺産を誇りとし、先人の国際性と向学心を鑑にして「歴史と文化のあふれるまちづくり」を目指し、「南島原市セミナリヨ現代版画展」を開催しております。