第17回 関西クィア映画祭 2025 国内作品コンペティション
「LGBTブーム」と呼ばれる昨今、テレビでもたくさんの作品が見られるようになりました。しかし、ドラマチックな演出のために、マジョリティにとって都合の良い存在として消費されるだけの作品も多くあります。また、セクマイ系の作品であっても、女性蔑視が含まれていたり、コミュニティの中の差別に無自覚であったりすることもあります。
より多くの人と一緒に楽しめる作品に出会うことは、簡単ではありません。しかしそんな中でも、「遠い国のキラキラした人たちのお話」ではなく、私たちの暮らす場所に、私たちの観たい!と思える作品があること。それを作ろうと挑戦する人が存在することに、私たちはとても勇気づけられます。 今年の関西クィア映画祭でも、そんな楽しい空間を、ぜひ観客の皆さんと共有したい!という気持ちから、国内作品コンペティションを開催します。