公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

文芸公募ニュース 1.31更新 文学賞発表情報

タグ
小説・シナリオ
公募ニュース
文芸公募ニュース

毎月第2・第4金曜日更新の「文芸公募ニュース」最新版です。

違いました。1月は第1週が三が日だったため、1週ずつずれ、第3・第5週に更新しています。
あっというまに1月も終わり、明日からは2月です。文学賞は年度末の春に締め切る賞が多いため、皆さん、今まさに追い込み中でしょうか。
応募締切前ということで、「募集開始」も少なく、「結果発表」もあまりなく、一見、静かな新春ですが、受賞を目指す皆さんは沸騰中でしょう。
受賞したあかつきには、ぜひとも公募ガイドまで朗報をお寄せください!

プロの登竜門文学賞 締切・発表スケジュール
エッセイ公募 締切・発表スケジュール
童話・児童文学公募 締切・発表スケジュール
隠れた優良公募 B級文学賞 締切・発表スケジュール

文学賞発表情報

第20回木山捷平短編小説賞

木山捷平短編小説賞は、笠岡市教育委員会、笠岡市文化・スポーツ振興財団が主催。体験や身辺に材を取り、洒脱な表現で没後も根強い愛読者を持つ笠岡市出身の小説家、木山捷平の業績を顕彰して開催。
20年目の節目の今回、短編小説部門には244編の応募があった。
選考委員は、佐伯一麦、鵜飼哲夫の2氏。

受賞作
短編小説賞
「あの子は春の夢」梨本詩織(東京都)
※随筆・詩・短歌・俳句・川柳部門は省略。

詳細はこちら!

第28回伊豆文学賞

文学のふるさと伊豆・東部をはじめ静岡県内を題材とする文学作品を公募した第28回伊豆文学賞の入賞作品が決定した。
応募総数は446編(小説203編、随筆33編、紀行文15編、掌篇195編)だった。

入選作
小説・随筆・紀行文部門
最優秀賞
「ノイジー・ブルー・ワールド」ナガノ・イズミ(静岡県)
優秀賞
「青菜屋敷」春野礼奈(東京都)

掌編部門
最優秀賞
「Resonance Resilience」秋元祐紀(静岡県)

最優秀賞 講評 小説・随筆・紀行文部門(審査員:村松友視)
 すごく軽快な今風な言葉で語りかけられているが、描写や心模様が緻密で工夫が凝らされている点が評価できる。元文芸編集者の感触としては、作者を訪ねて次の作品を依頼したくなるような作品であった。まだまだ先が見たい。期待がもてる作者だ。

最優秀賞 講評 掌編部門(審査員:今村翔吾)
 作品としては、まだまだかなり荒いものであるということ。物語の形も何とか留めているかという印象を受けたが、それを補ってあまるものがある。それは文章の中に光るものがあるということ。これは技術ではなく、作者の本音に拠るものであろうと思う。作品には大なり小なり作者の想いが籠もっている。作者は技術こそ荒削りだが、その想いが他を圧倒していたのではないか。技術を管の太さ、想いを水量に譬えるならば、まだ管はさほど広くはないのに、水量が極めて多いため、しかと噴出しているようなもの。まだ伸び代も感じて期待が出来る。

詳細はこちら!

第24回グリム童話賞

第24回グリム童話賞」(今回のテーマは「窓」)の結果が発表された。
応募数は382編。選評では、〈一般の部大賞に選ばれた菜花あさとさん「ショーウインドウがとけた夜」は、子ぎつねが成長していく過程が流麗な文章で詩的に描かれ、まさに“メールヒェン”となっています。〉と評価された。

入選作
一般の部 大賞
「ショーウインドウがとけた夜」菜花あさと(福岡県)
優秀賞
「あな空き葉っぱは一等賞」宇都宮みどり(東京都)
「時計の涙」田島春香(東京都)
下野上三川ロータリークラブ会長賞
「画家のゴンさん」渡辺誠二(福岡県)

※中学生以下の部は省略。

詳細はこちら!

第13回泉大津市オリアム随筆(エッセイ)賞

衣服や繊維製品にまつわる思い出、感動したことなどをテーマとしたエッセイで「繊維のまち・泉大津」を広くPRするために創設した「泉大津市オリアム随筆賞」の第13回の結果が発表になった。応募数は324編だった。
選考は、有栖川有栖氏、玉岡かおる氏、吉村萬壱氏、室井滋氏の4氏によって行われた。

入選作
最優秀賞
「クラスメイト」大西賢(東京都・52歳)
優秀賞
「手縫いのブックカバー」 市薗勢津子(神奈川県・62歳)
「織りゆく命」浅野理恵(福島県・43歳)

詳細はこちら!

第18回青春21文字メッセージ

京阪電車石山坂本線沿線には数多くの学校があり、青春路線。その駅数21にちなみ、「青春21文字のメッセージ」を募集。第1回から最終審査員をしているのは、歌人の俵万智さん。

入選者
滋賀県知事賞
「初めて始発に乗った。朝ってこんなに光るんだ。」
会田あやか(滋賀県・22歳)

俵万智作品評
駅や電車は、時間帯によって表情が変わりますが、始発はまた格別です。その驚きが、瑞々しく表現されました。「光が眩しい」くらいでは足りないのでしょう。朝を主語にしてしまったところに迫力があります。

大津市長賞
「もう君に逢えないと知る乗換駅 後ろ三両切り離します」
山本貴幸(大阪府・36歳)

青春賞(叶匠寿庵)
「さくらんぼみたい分け合ったイヤホンは通学路」
小沼智佳(京都府・21歳)

さわやか賞(大津商工会議所女性会)
「今、S字カーブが始まる 君の横顔が見え隠れ」
上田幸男(滋賀県・76歳)

ユーモア賞(トヨタモビリティ滋賀)
「このときめきはキノセイじゃなく、スキノセイ」
村井愛理(石川県・17歳)

詳細はこちら!

令和6年度愛顔感動ものがたり エピソード部門(一般)

愛媛県が、「愛顔」にちなんだ「エピソード」を募集していた「愛顔感動ものがたり」の結果が発表になった。
エピソード部門には、4,267編の応募があった。

入選作
知事賞
「カモメ対メダカの午後」長濵眞理(大阪府)
特別賞
「ご飯のケーキ」益川知実(千葉県)
優秀賞
「負けたよ…おまえには…」長谷川潤(滋賀県)
「コウレイシャより愛をこめて」渡辺廣之(大阪府)
「専属美容師」藤川香那(愛媛県)

詳細はこちら!


文芸公募ニュースバックナンバー
2025.1.31更新 発表:第28回伊豆文学、第20回木山捷平短編小説賞、ほか
2025.1.17更新 発表:第10回藤原正彦エッセイコンクール、第59回北日本文学賞、ほか
2024.12.27更新 発表:第36回舟橋聖一顕彰青年文学賞、2024年度織田作之助青春賞、ほか
2024.12.13更新 発表:第36回新美南吉童話賞、第35回伊東静雄賞、ほか
2024.11.22更新 発表:日本ファンタジーノベル大賞2025、論創ミステリ大賞か
2024.11.8更新 発表:第28回日本ミステリー文学大賞新人賞、第8回大藪春彦新人賞、ほか
2024.10.11更新 発表:第56回新潮新人賞、第61回文藝賞、第48回すばる文学賞、ほか
2024.9.27更新 発表:第18回島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞、ほか
2024.9.13更新 発表:第12回ハヤカワSFコンテスト、第6回ことばと新人賞、ほか
2024.8.23更新 発表:第14回アガサ・クリスティー賞、第2回創元ミステリ短編賞、ほか
2024.8.9更新 発表:第3回警察小説新人賞、第36回労働者文学賞2024、ほか
2024.7.26更新 発表:第15回創元SF短編賞、第7回田畑実戯曲賞、ほか
2024.7.12更新 発表:第45回小説推理新人賞、第9回カクヨムWEB小説コンテスト、ほか
2024.6.28更新 発表:メフィスト賞2024年下半期、第14回集英社みらい文庫大賞、ほか
2024.6.14更新 発表:第44回横溝正史賞ミステリ&ホラー大賞、第31回松本清張賞、ほか
2024.5.24更新 発表:第70回江戸川乱歩賞、第1回有吉佐和子文学賞、ほか
2024.5.10更新 発表:第23回女による女のためのR-18文学賞、第40回太宰治賞、ほか
2024.4.26更新 発表:第11回日経・星新一賞、第67回群像新人文学賞、ほか
2024.4.12更新 発表:第18回小説現代長編新人賞、第129回文學界新人賞、ほか

  1. 1
  2. 2