第13回 ウェルフェアデザインコンテスト
現代社会では、都市化や核家族化、デジタル化の進展に伴い、人と人との関わりが希薄化し孤立や孤独の問題が深刻化しています。内閣府の調査によれば、「孤独を感じることがある」と回答した人は国民の約4割に上り、特に単身世帯の増加や地域での交流機会の減少が背景にあると指摘されています。また、総務省統計によると、日本の全世帯のうち約4割が単独世帯となっており、世代を問わず社会的なつながりの希薄化が進んでいます。
こうした状況は、高齢者や身障者に限らず、子育て世代や働き盛り世代を含むすべての人々に共通する課題です。人と人との「つながり」は、孤立を防ぎ、相互理解や支え合いを促し、新たな価値と活力を社会に生み出す基盤となります。
本事業では、その「つながり」の重要性を踏まえ、多様な人々の関係性を具体的に表現し、新たな交流や共生の可能性を切り拓く取り組みを広く募集します。