12月17日、脚本家で、小説も手掛けていた内館牧子さんが急性左心不全のため東京都の病院で死去した。77歳だった。
内館牧子さんは大学を卒業後、13年間、会社員をしていたが、一念発起し、脚本家を目指してシナリオ・センターに入る。遅れたスタートを取り戻そうと猛勉強し、1990年代に人気脚本家に。代表作は『想い出にかわるまで』、NHK連続テレビ小説『ひらり』、『私の青空』、大河ドラマ『毛利元就』など。
大の相撲好きで知られ、大相撲は国技館に行って前相撲から見るほど。相撲が好きになったのは、幼稚園の頃、いじめられると助けてくれる男の子が大きな子で、以来、体の大きな人が好きなのだと言う。公募ガイドに登場してもらったときも、当時、活躍中の朝潮のファンと言っていた。この相撲好きが高じて、女性で初めて大相撲の横綱審議委員会（横審）委員を務めた。
この10年は小説も手掛け、『すぐ死ぬんだから』『終わった人』『老害の人』など、高齢者を題材とした作品を書いていた。
公募では、ふるさと秋田文学賞、ノースアジア大学文学賞の選考委員を務めていた。
ご冥福をお祈りいたします。

文芸公募ニュースバックナンバー
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2025.11.14　第1回永井荷風新人賞、第9回大藪春彦新人賞、第20回ちよだ文学賞、ほか
2025.10.24　第57回新潮新人賞、第49回すばる文学賞、第38回小説すばる新人賞、ほか
2025.10.10　第1回日本ドラフト文学賞、第62回文藝賞、ほか
2025.9.26　第5回更級日記千年紀文学賞、さばえ近松文学賞、ほか
2025.9.12　第13回ハヤカワSFコンテスト、第3回創元ミステリ短編賞、ほか
2025.8.8　第15回アガサ・クリスティー賞、第4回警察小説新人賞、ほか
2025.7.25　メフィスト賞2025年上期座談会、第47回小説推理新人賞、ほか
2025.7.11　第31回小諸・藤村文学賞、ほか
2025.6.27　第10回仕事のルビー　働くサファイア、ほか
2025.6.13　第71回江戸川乱歩賞、第17回角川春樹小説賞、ほか
2025.5.23　第68回群像新人文学賞、第41回太宰治賞、ほか
2025.5.9　第24回長編児童文学新人賞、第15回集英社みらい文庫大賞、ほか
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2025.4.11　第2回東京中野文学賞、第130回文學界新人賞、ほか
2025.3.28　第5回フレーベル館ものがたり新人賞、第33回やまなし文学賞、ほか
2025.3.14　第15回日本語大賞、第2回美郷文芸エッセイ賞、ほか
2025.2.28　第8回青い鳥文庫小説賞、第8回徒然草エッセイ大賞、ほか
2025.2.14　第11回林芙美子文学賞、第21回坊っちゃん文学賞、ほか
2025.1.31　第28回伊豆文学、第20回木山捷平短編小説賞、ほか
2025.1.17　第10回藤原正彦エッセイコンクール、第59回北日本文学賞、ほか
2024.12.27　第36回舟橋聖一顕彰青年文学賞、2024年度織田作之助青春賞、ほか
2024.12.13　第36回新美南吉童話賞、第35回伊東静雄賞、ほか
2024.11.22　日本ファンタジーノベル大賞2025、論創ミステリ大賞か
2024.11.8　第28回日本ミステリー文学大賞新人賞、第8回大藪春彦新人賞、ほか
2024.10.25　第19回ちよだ文学賞、第24回テレビ朝日新人シナリオ大賞、ほか
2024.10.11　第56回新潮新人賞、第61回文藝賞、第48回すばる文学賞、ほか
2024.9.27　第18回島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞、ほか
2024.9.13　第12回ハヤカワSFコンテスト、第6回ことばと新人賞、ほか
2024.8.23　第14回アガサ・クリスティー賞、第2回創元ミステリ短編賞、ほか
2024.8.9　第3回警察小説新人賞、第36回労働者文学賞2024、ほか
2024.7.26　第15回創元SF短編賞、第7回田畑実戯曲賞、ほか
2024.7.12　第45回小説推理新人賞、第9回カクヨムWEB小説コンテスト、ほか
2024.6.28　メフィスト賞2024年下半期、第14回集英社みらい文庫大賞、ほか
2024.6.14　第44回横溝正史賞ミステリ＆ホラー大賞、第31回松本清張賞、ほか
2024.5.24　第70回江戸川乱歩賞、第1回有吉佐和子文学賞、ほか
2024.5.10　第23回女による女のためのR-18文学賞、第40回太宰治賞、ほか
2024.4.2　第11回日経・星新一賞、第67回群像新人文学賞、ほか
2024.4.12　第18回小説現代長編新人賞、第129回文學界新人賞、ほか

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